2008年2月10日日曜日

苺が元気に育ってます



 北海道から新規就農をされた辻さんの苺ハウスにお邪魔させていただきました。ハウスの中には苺が元気に成長していました。辻さんは、医療関係のサラリーマンをされていましたが、一念発起、奥様とともに陸前高田で農業に挑戦中です。宮城県志波姫町で苺栽培の研修を受けた後、陸前高田の気候が苺栽培にあっているとのことで、市内小友町(近所です)でハウス4棟で苺の栽培を行っています。

ハウス設置後すぐに低気圧によるハウス倒壊というアクシデントがありましたが、元気に農業をされています。

 原油高騰によりハウスを加温する燃料費も高くなっていることから、ハウスの温度も最低を6度に保つくらいにしているそうです。それでも、毎日出荷しされいました。ミツバチもハウスで活躍中ですが、やはりもう少し気温が高いと活発化するようです。


 地域特性を活かした産業育成、そしてこの地域で暮らせる産業として確立できるものとしていきたいと思います。これからも、たびたびお邪魔しようと思っています。


 生産された苺は、毎日地元のスーパーさんと洋菓子屋さんに出荷されています。

 一日でも早く、陸前高田の辻さん家ブランドに育つように期待しています。

久々の雪景色


 天気予報が当たったみたい。夕べ遅くから雪になりました。夜明け前には雨に変わったみたいです。さすがに道路には雪はありませんが、地域は一面の雪景色となりました。湿気が多くさらに雨だったのでビショビショです。

 今朝、愛犬の散歩をしながらワンショットです。まだまだ冬だなと改めて感じた朝となりました。


 でも、このところ雨も降らなかったので、農業や漁業にとっては恵みの雨となります。特に、これから成長期を迎えるワカメにとってはまさに恵みの雨となります。


 雪景色となった愛犬なつの散歩コース

2008年2月1日金曜日

早とりワカメの出荷はじまる




 今朝の気温はマイナス2度、沖に出ると体感温度はもっと下がる。そんな中、早どりワカメの出荷が始まった。私の住む地域は、漁業で生計を立てている地域である。三陸産ワカメの主産地である。これまでは、早朝に刈り取りしたものをボイルし、塩を絡み、ワカメの中芯をとって製品として出荷していた。今でも主たる出荷は変わらないが、ここ数年まだまだ成長途中のワカメを「早どりワカメ」として出荷するようになってきた。宮古などでは、「春一番早どりワカメ」として、間引いている(大根などと同じように間引き作業も必要なんです)ものを出荷しているところもでてきたが、陸前高田市小友町只出地区では十数年前から「早どりワカメ」として出荷を続けている。


 県下でも例を見ない、早どり専用の養殖だなを設置しているのはこの地区だけである。品質の管理にも人一倍気を使って製品化につとめている。今朝は、6時からの刈り取り作業である14人の組合員の共同経営をしている養殖棚からの出荷作業だった。7艘の作業船に二人づつ分乗して沖合いで刈り取りをしてきた。港に帰ってきたのは午前9時、ほぼ3時間沖にいたことになる。収穫量は約2t、大きく伸ばしたほうが数量が増えるのにと考えるのは私だけではないようだが、「この地域のワカメを様々な形で味わってもらいたい。作業の仕方も研究し後継者の育成につなげたいからだよ。」と教えてもらったことがあった。




 漁協でも、岩手県漁連でもこの時期のワカメを商品として大きく育てて生きたいと考えている。中国産との競合や産地間競争が激化していることから、差別化をしたい産業を守りたいとしている。この地域は環境は抜群、そして安全安心の製品を供給できる地域である。そして、生産者の顔が見える出荷体制をキチンと組み立てることができる地域である。もっと、もっと全国のみなさんにおいしい三陸産ワカメ、広田湾漁業協同組合出荷のワカメを知ってほしいし、食べ比べてほしいと思っている。