2008年11月20日木曜日

え、横浜市陸前高田区

 「横浜ナンバーの車に乗りたい。」とのたった一人の言葉から始まった。
 「利喜、面白いだろう。大船渡だ。高田だって小さなことしかできないのか。もっと大胆な発想ができないのか。」との友人の言葉が、様々な可能性を秘めていることを気づかせてくれた。
 横浜市陸前高田区・・・・・実現できるまでは様々なものを乗り越えなければ実現できないと思う。
 しかし、言い古された言葉かもしれないが都市と地方との交流の発展形として、様々なことが考えられないだろうか。日本でも人口からいったらもっとも小さい部類に入る本市と、日本一の人口を持つ横浜市、それは2万5千人と360万人、144倍の人口規模の差があるが、陸前高田が提供できるものは多々あると思う、横浜市が行えることも多々あると思う。実現するかしないかではなく、そこから何を見つけ出せるかだと思う。ドンキホーテでもいいではないか。かの、坂本竜馬もその奔放な発想から、日本の歴史を変えた。
 最初からできない、無理では何も進まない。突拍子もないことかもしれないが、何かできないかを考えることから地域づくりはスタートするのではないだろうか。こんな時代だからこそ、人が考えないことを大胆に言葉にしようと思う。様々な反応が返ってくることが自分にとって、大きなヒントとなると思う。
 もっと頭をやわらかく、発想を柔軟にしてまちづくりに取り組みたいと知らされた一言である。
 今朝は、初雪が舞った。季節が大きく進んだ瞬間である。自分も、歩み始めよう。

2008年11月19日水曜日

法定協議会設置請求期間が終わった

 昨日、今日と新聞報道に陸前高田市という文字を見つけた。臨時議会で否決された大船渡市との法定協議会の設置を求める直接請求による、住民投票の請求期限が終わったとのものであった。
 その中で、請求代表者の方々は市を二分するような形はとりたくないとの話をされていた。請求代表者の方々の心遣いに感謝するとともに、彼らの真意が本当に理解されていただろうかとも思う。
 このままで本当にいいのかという素直な心と、就職期を迎える親の気持ちや、若者の気持ちを本当に理解しているのだろうかともあわせて感じている。
 市内の方々や、議員の中にも子どもたちは都会で就職しているし、帰ってくる予定もないことから、このまま静かな生活が自分の代だけ続けられればと思っていると話されている人たちもいることは、様々な活動を通して判っていました。
 しかし、生活は連続であり、地域もまた連続の繰り返しで成り立っていると思う。だからこそ、次の世代につなぐ工夫と努力が必要なのではないだろうか。連続は、ルーティワークではない。変化が必要なのである。社会が、経済が変わるときにそのままで暮らせる人は一握りに過ぎないと思う。この地域が継続するための努力が必要なのであり、工夫が必要なのである。
 法定協議会の設置を求める直接請求は、即合併を求めるものではなく、この地域を維持継続しようとすると、小さな塊で検討するだけでは解決しない。そのために広い視野を持って検討をすることが必要不可欠であるとの本筋を求めただけであると私は理解している。
 ただ、まちづくりの手法をひとつでも多くしようという市民の求めを、政局につなげた感がなかったか。法定協議会の性格を間違った考えを説明している一部の人間がいると公の場で話し、公の場で「法定協議会は合併の是非から議論する場」と中里市長から訂正されても、自説を展開する方々もみられた。 せっかくの、市民も参画して陸前高田市の将来を検討する機会を逃したように改めて感じる。今後の陸前高田に、明日の陸前高田に責任を持てる議員活動をしなければならないと思う。

2008年11月13日木曜日

岩手沿岸南部広域環境組合議会


 平成19年度の決算を審査する議会が11日に開催された。平成19年度は本格的に事務局体制が整備されたことと、業者選定に係る事業を行ったことから、あまり大きな事業予算ではなかったことと、事業開始に向けた諸準備なので淡々と議案が審議議決された。

 この日は、議会会議規則の変更が法改正により必要になったことから、議員は次の提案者として議案の説明をさせていただいた。構成する各市町議会では9月定例会で審議されたこともあり、議決いただいたところである。議員提案による条例や規則変更の最初の事例ということで、今後の先例となることから事務局にはお骨折りいただいたところである。同じ地方自治法の上で行われている議会制度だけども、各市町村によって若干の違いがあり、岩手沿岸南部広域環境組合を構成する3市2町の議会にも違いがある中での、広域議会を運営する事務局には様々な苦労をかけているが、様々な意見が百花繚乱の議会と広域組合を運営される力量には感心させられている。

 今後とも、この地域の環境問題(ごみ)の適切な運営に尽力いただけることを期待したいし、我々議員も真摯に取り組んでゆきたい。

市勢功労者表彰




 平成20年の市勢功労者表彰が、キャピタルホテル1000を会場に行われた。自治功労や産業振興、治安功労など永年にわたって陸前高田市の市勢発展に多大な功績があった方々に対しての表彰である。


 盛業を持ちながら、様々な業務に携わって頂いた功績には心から感謝いたします。表彰の陰には更に多くの方々のご努力とご尽力があったことと思い、市民の多くの方々感謝いたします。


 市政に直接携わるものの一人として、心新たにする良い機会でした。当面単独市を選択した本市について、市民生活の向上に向け、また一から努力したいと思います。




写真上:表彰式


写真下:祝辞を述べる菅原一敏県議会議員