2009年12月3日木曜日

遅れぬように、進まぬように

 地方主権が鳩山内閣の一丁目1番地と言われている。地方政治に携わっている私や、市町村職員にとってはまちに待った時代が来たと感じているのではないか。地方分権一括法の施行から10年、ようやくの思いがする。この間、私も自治体学会や様々な市町村の職員、県職員、学者の先生、地方議員と様々な議論を重ねてきた。まさに、トレーニング期間だったと思っている。

 ただ、それが普通だと思っていたらそうではないらしい。
 高速交通体系から取り残され、県庁所在地からも2時間かかり、職員の交流も少ないある某県某市ではそうじゃないみたいだ。かねての機関委任事務中心の行政マンが多いらしい。市民から新しいことを提案されても、県内の状況をみましてとか、まだ行っているところが少ないのでとか、国・県の動向をみましてからという言葉が、すぐでてくるのを見聞きすると、周りを見ながら、出る杭にならぬよう、「遅れぬように、進まぬように。」がいまだに行政運営の基本となっているようだ。

 自分だけがよその国に来たのか、はたまた、浦島太郎となっているのか、これまでの10年が夢だったのかと感じている。


 一般質問の原稿を書きながら、情報過疎にだけはならないようになりたい。決して、時代の先端を行かなくても、自分なりに考え、工夫の出来るように今後も学んでいかなければならないと感じたひと時でした。

 

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