2007年12月21日金曜日

12月定例会終了・・・・・色々ありました

 今月7日から始まった12月定例会も、18日に12日間の会期を終了し、今年の議会としての公式行事は今日の一ノ関市議会との交流会だけとなった。


 今期定例会は、一般質問議会かと思われたが、様々な出来事があった。議会人として、議会の仕組みの理解や、そして議会の面子にこだわるか、陸前高田市議会としての責任を果たすかを考えさせられた議会でもあったと感じている。


 前期高齢者(65歳から74歳までの人、ちなみに75歳以上は後期高齢者という。)の国保税を来年度から年金支給額から天引き(法律用語では、特別徴収といいいます。)するという、国の法律改正による市条例の改正が提案されました。本市の国保の納付状況からすると、納税組合がキチンとその役割を果たしていることなどから、本当に必要な制度かという議論をさせていただきました。議会の場でないと本音で議論できるのですが、裃を着て議論する議会においては、制度論や市民生活に与える影響といったものになってしまうけど、やはり問題点や改善すべき点を明らかにして、市民生活に不便をきたさないようにすることが私たちの役目だと思っています。
 その点からも、現在天引きされている介護保険料と合わせて年金支給額の半額まで天引きできるという、年金制度の根幹を揺るがすような制度でした。・・・・・取りやすいところから取るという官僚の考え方が表に出た制度といえます。

 この条例案の議決に当たって、本市議会では長い歴史の中で初めて、付帯意見を議会の意思として付けました。本当に一般的なことだけど、議会として当たり前のことをキチンとしてほしいとの考えを表明させていただきました。

 議員提案、委員会提案があったことで、議員と議員が質問・答弁をする機会があり、議員の技量向上にも繋がった議会だったと感じています。

 もっと、もっとたくさんの出来事があった議会ですが、これを機に市議会議員として、さらに勉強しなければと再認識した定例会となりました。

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