2010年12月20日月曜日

転機

18日の岩手日報、東海新報を見た方はどれ位いいたのだろう。
様々な方から電話やメールを頂いた。
人生の大きな転機となった一日だったと後日、良い思い出になればと思っている。

来る来春の統一地方選での岩手県議会議員選挙に、挑戦することにしました。
今まで、陸前高田市職員として地方自治の現場に加わってから、ほとんどが地方自治に何らかの形で加わって34年がたとうとしている。今、新たな立場から皆さんや地域に恩返しができるのは何かと考えた大きな決断となった。

県庁での研修時代に培った、人脈やチャネルを生かしたいと考えている。
みんなのおかげで、様々な人とも知り合えた。是非、頑張って行きたい。

「政治とは生活である。」との言葉を小沢一郎先生が話していた。この地域に住む人たちの、そして岩手に住む人たちの生活がよりよくなるような活動をしていきたい。

平成22年12月18日を、新しい門出として目標に向って走り出します。

2010年12月8日水曜日

どこに課題が

12月定例会が始まった。現市長が1月末で勇退を表明しているので最後の定例会になる。
昨日の一般質問である議員が、「この8年間で失ったものは何か」との質問に、「議員はどう考えるか」と市長から反問があった。議員は、「職員のやる気が失われたように感じる」と答えていた。

様々な方々から、陸前高田市職員についてコメントされる。他の行政関係者からも色々なコメントがあるが、それはそれとして、そのように見えるのには何か課題があると考える。

昨日の質問でも見られたが、地方自治法や政策法務といった制度論になると、「・・・・・・・???」と思えるようなことが見受けられる。

今の職員体制では日々のルーティンワークに追われて、勉強するだけの時間が無いと感じるが、今をこなしているだけでは、自治体に明日は無いのではないかと考えている。

県内で行われる様々なセミナーや勉強会に、県内市町村の職員の顔や県職員の顔をいつも見かけるが、本市の職員の顔を見かけることは希である。
連日残業に追われる職場も見受ける。複数の職場は慢性的である。これでは、新たなことを勉強するとか、基本的な制度論を勉強する時間は無いのだろうと感じているが、はたしてこれでいいのだろうかとも感じている。

今の職員は、仕事をこなす「人材」であり、「人財」にすべき努力と投資が行われていないように思える。外から見てるので中身はわからないが、結果としてそうなっているのではないだろうか。

我々議員も資質の向上に励まなければならない。職員と同じレベルで議論をし、市民の生活を守り向上させるためには不可欠だと感じている。

是非、職員の人財育成に向けた施策が待ったなしとなっていることをリーダーは気付いてほしい。横並びでは、向上心が生まれないことも理解しながら。

2010年11月30日火曜日

在京陸前高田人会「ふるさとの集い」

28日に日曜日に、東京都港区にあるグランドプリンスホテル新高輪「飛天」で開催されたふるさとの集いに参加した。
議員としての出張は、昨年だったので、今年は自費参加である。

在京人会の方々からお誘いを受けての参加だった。

公務での出張でも感じたことだが、在京の方々の集いではあるが、ふるさとからの参加者がもたらす情報、そして在京の方々からもたらされる情報はとても価値のあるものだと感じている。

現に、今年も沢山の方々から様々なお話を聴くことができた。本当に宝の山である。私達は、この宝の山をいかに開発していくかが大きな課題であると思う。まさに、陸前高田市にとっての都市鉱山であると。

さて、今年は千昌夫さんが参加してくれた。ゲストとしての参加だったが、本当に楽しいひと時を提供してくれた。郷土が誇るエンターティナーである。そのためか、例年より参加者が多かったようである。450人近い参加者だったと今日、観光課で聞かされた。

でも、例年250名以上の参加者で20年以上も続いているこのような集いは無いと聞いている。人口3万人にもみたない地方都市の集いである。驚異的だと思う。それよりも、郷土を思う人が多い町である証拠だと思う。それに応えるようなまちづくりをするのが我々の使命だと再認識したところである。

在京の皆さん、本当にありがとうございました。

2010年11月11日木曜日

議会報告会終了

議会基本条例に基づく本年2回目となった議会報告会が終了した。
大変有意義な時間であり、機会であった。

参加された市民の皆さんに心から御礼申し上げます。
企画を担当した議会活性化調査特別委員会委員長としても嬉しい限りです。

参加した皆さんとの意見交換では、細かな市政に対する要望ではなく、全市的な施策に対する要望が出されるなど、市民の皆さんのほうが市政全般について考えているとの感想を持った次第です。

議員の中には、できるだけ早く切り上げたいとの考えを持っているように感じられる方もいたのではないかと少しだけ感じました。

市民の皆さんからは、標題を報告会ではなく、語る会や意見交換会にしたほうがもっと集まるのではないか。もっと参加者を多くする工夫をすべきとのご意見も頂きました。今後の課題として取り組みたいと思います。

議会としての活動と議員としての活動を区別することにもう少し工夫をしても良かったかなと反省しているところです。

今後も、より身近で、より市民の暮らしがよくなる市政を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。

簡単ですが、御礼といたします。

想像力

塩野七生先生の本をはじめて手にした。前々から気にはなっていたのだが、敷居が高かった。
そんな時見つけたのが文春新書の「日本人へ リーダー編」である。
読み進めて行く中で様々な感動にぶつかる。


想像力についてという項目に、自分ならばどうするだろうと、相手の人になって考えてみる。想像力の勝負になる。ニーズという言葉があるが、ニーズは一つではない。それに応えようとすると様々な矛盾を生じる。ニーズの大洪水に見舞われ、優先順位すらわからなくなっているのではないか。それが、今の政治ではないかとも書かれていた。

  ・・・・・・・・私の勝手な感じ方かもしれないが、陸前高田市政もそこに陥っているように思える。

だからこそ、想像力が大切である。

先生の一文を紹介しよう。
 想像力が動き出すのは、疑問をいだいたときからだ。疑問をいだくのは、壁に突き当たったからからである。秀才とは学業成績の良い人のことだから、これまでに壁に突き当たったことも少なく、当然ながらその疑問を解決しようとしたあげくに、想像力に訴えるしかないと思い当たるまでの苦痛も、さして経験したことはないにちがいない。
 想像力も筋肉に似て、訓練をかさねていないと劣化してしまう。だからであろうか、学校秀才には想像力にかける人が少なくない。
 「いかなる分野でも共通して必要とされる重要な能力が、一つある。それは想像力だ。」
 とは私の言ではなく、500年昔にマキャヴェッリが遺した言葉である。「自分ならばどう考えるであろうか」を、あらゆることのスタート・ラインにしてみてはどうであろうか。
     文春新書 塩野七生著「日本人へ リーダー編」P97より抜粋

いま、これからの10年の陸前高田市を考える時、この言葉の重要性を改めて認識したところである。

2010年11月3日水曜日

議会報告会

先に、伝えることの難しさを書いてしまったが、議会基本条例に基づく議会報告会を開催している。
前回の反省点をもとに、報告内容、資料の作成など改善しながらの開催である。

議会報告会には、議員によって様々な考え方がある。あって当然だとも思う。

5月に第1回の議会報告会を行ったから必要が無いとの意見も多かったが、議員各位の協力により開催できたことに感謝している。

今回は、議会活性化調査特別委員長として、資料作成から開催についての説明資料の作成まで全般について携わっているが、もっとすべきことがあった。あるのではとも感じている。

普段接している市民の皆さんとはまた異なった方々とも触れ合うことが出来るのが本当に有意義だと感じている。

議会へ、そして議員へ様々な意見があることも感じられている。ありがたい。

特に、終わってから本音で語られることもある。

議会だよりについてや、「4年間一度も一般質問をしない議員も見受けるが」など、素朴な疑問から議員の活動まで様々だ。

今後も、このような機会を増やすとともに、市民にもっと関心を持ってもらえる議会にしてゆきたい。

5月に比べて1割から2割近く参加者が増えている。ありがたいことである。

説明の難しさ

議会基本条例に基づく議会報告会が開かれている。
市内11か所で開催する予定で、私の班は4つの会場を回る。昨日で2か所を終わった。

その中で難しいと思うのは、議員と議会についてだ。

議員個々の活動と、今行っている議会としての活動が市民の皆さんには混同されているように感じている。・・・・・・・・・・・・議員にも、区分けを理解できない人もいるのだから、当然なのかもしれないけど。

でも、理解してもらえるようにしなければればならないと感じている。

議員個々が、様々な会合や、市や様々な団体が主催する会合や大会に出席する。また、議員や会派が主催する市政報告会などもある。

それは、議会を構成している議員個々の活動であり、市民との接点である。

今、行っているのは議会基本条例に基づく合議体としての議会が行っている広報公聴活動である。
議会を構成する議員が同じように市民とふれあい、意見交換をする。個人の意見としてではなく、議会で議論されたこと決めたことを市民の皆さんにお知らせし、市民の皆さんが考えていること感じていることを、議員全員が共有しようとする場である。

この、議会としての活動を理解して頂くためには、回数とともに我々の伝える技術、相手に伝わる話し方や資料の作成のあり方が求められている。

日々、悩みながら議会改革と活性化に向けて歩んでいかなければならない。

2010年10月14日木曜日

議会報告会の準備を行っている

第2回の議会報告会の準備をしている。
今日も、終日議会での資料作成を行った。

市民と議会がいかに近く、そして市政課題を共有できるかが、このまちの自立につながると思っている。

また、議会を市民の皆さんに理解して頂かないことには、我々議員の一人相撲になりかねない。

今回の報告会開催までには紆余曲折があった。私が委員長を仰せつかっている議会活性化調査特別委員会が所管するのだが、議員の皆さんから「議会基本条例では年に1回以上と規定されているから、今年は5月に行っているので必要が無い。」や、「何回やるんだ。議会ごとにやるのか。」などの意見を頂いた。

しかし、議員定数問題や、議会のあり方が市民から様々言われている今こそ、議会として市民に向き合うことが必要と考え、開催して頂くことになった。

今回は、決算議会の後ということで決算審議の内容と、議会の様々な活動、議員定数を削減することになって事などを中心に報告することとなり、その報告資料案の作成を任されて3人で作業をしている。

専門的なことを分かりやすく、かつ、議会での審議の論点などを知ってもらえるような工夫をしたいと思っている。

試行錯誤の中で行っているが、多くの市民の皆さんに参加いただき、わかり易かったといわれるものにしたいと思って作業を行っている。

ぜひ、議会が市民にとって身近なものになるようにしていきたい。

みんなの力

全国太鼓フェスティバルの準備が架橋に入っています。
昨日は、会場設営の手伝いをしてきました。本来は、舞台部が担当するのですが、今年はアクシデント発生で人手が足りず、連日の作業となりました。

市民体育館の大規模改修が終わって、初めての開催となりますが、今までの床の高さから4センチくらい高くなって、様々なものを調整することからはじまっています。

昨日は、人手が足りないということで私達が所属する宣伝設営部もお手伝いです。

その中で感じたことがありました。イベントを永年開催していますが、それぞれが自分の仕事のほかに助け合い、そしてアイディアを出し合い、より良いものにしていく体制が出来ているなと。

マンネリが叫ばれている実行委員会ですが、少しでも変革をし、お客様に喜んでもらえるような工夫を行う。

こんな、市民が一生懸命に実行委員会を結成して大きなイベントを成し遂げていくこの町は、捨てたものではない。目標をキチンと掲げることにより、様々なアイディアが生まれ、実行されていくことを小さいけれど実証がされていると感じた。

こんな市民がいる町だからこそ、目標をキチンと掲げることが出来るリーダーが必要である。


平成22年全国太鼓フェスティバル

10月17日午前10時開演  陸前高田市民体育館

お待ちしています。

2010年10月13日水曜日

未来予想図

久々の更新です。

今朝、久々にある方のブログを拝見しました。そのタイトルが「未来予想図」でした。
旭川市の旭山動物園の話でした。若い職員が酒を酌み交わしながら、こんな動物園になったらいいなとみんなで、絵を描きながら様々な話をしたということが紹介されていました。

彼の仕事柄、まちづくりにも使える手法ではないかとの感想がありました。

岩手県で素晴らしいまちづくりをしているところに葛巻町があります。3月にお邪魔した際に、鈴木町長さんが同じ事をお話になられていたのを思い出しました。

鈴木町長さんが高校を出て、すぐに役場に就職した時だそうですが、当時の町長さんが、若手職員を町長室に呼び、この町をどうしたらいいかと地図を広げて、絵を書いたそうです。それが、現在のまちづくりに繋がっているとのお話でした。

今、陸前高田市も総合計画を策定しています。このような光景が、市民、職員など様々なところで見られなければならないと感じています。

11月には、第二回の議会報告会も予定されています。市民の皆さんと市政課題とともに、この町の夢も共有できたらと考えています。

「朝礼での一言」
  http://urakami.no.blog.jo/blog/

2010年9月10日金曜日

誰が責任をとるのだろう

村木厚生省元局長の判決が大阪地裁で出された。
結果は、「無罪」であった。


この結果を、真摯に考える時、誰が彼女の人生に対し責任をとるのだろう。

法務省も、検察も、捜査に係わった大阪地検の特捜も誰も責任はとらないのだろうと思う。


彼らが考えて、様々な捜査をした。その結果が、起訴であった。それは仕方が無いとしても、彼女の人生をどう取り返すのだろう。

報道もまた同じではないだろうか、推定無罪という法の原則はどこにも、ひとかけらもない報道をして、社会的に抹殺しているのが現状である。

今回のが、検察も、報道機関も見直すことが出来る良い機会ではないだろうか。

それとも、ルーティンワークで同じことの繰り返しだろうか。



また、石川知裕代議士の場合も一方的な、検察官の感情移入による法律の適用があるのではないだろうかと思う。


仙谷官房長官の事務所費問題は、修正でチャラか?同じようにテーブルに載せて捜査・報道すべきでは。


今の、日本には皆が同じとする法のスタンダードが無いのではないのではないのだろうか。

2010年8月20日金曜日

職員はコストか資産か?

 行政において、職員定数の適正化と称して定員適正化計画などを作成し、職員数の削減を行っている。類似団体との比較やモデル定員との比較など様々な形で職員数の大枠を決めている。

 そこにあるのは、事務量や住民ニーズ、地理的要件、産業構造、などなど様々なものを行って数値に置き換え定量化されたものからはじき出されている。
 当然、自分のところの自治体に置き換える際には、その組織の職員個々の能力やその仕事に対するスキルなども計算してどれだけの人的な労力がいるかを計算していかなければならないと思うが、実際のところそのようなことまでして人員配置、人事配置をしているとは疑問がつくのが現実の問題である。

 さて、本題に戻ろう。職員の適正化計画という名のもとに職員数の削減をしていることは紛れも無い事実である。そこには、三位一体改革の影響をはじめ、国そして市町村の財政が厳しいことからコスト削減として人員削減を行っていることも紛れも無い事実である。
 ことあるごとに、職員は人材・・・人財・・・であると言い続ける人事担当や首長が本当にそう思っているのだろうか?一部の職員は人材であるが、ラインの仕事をしている職員は、行政として行わなければならないことをするためのコストとしか見ていないのではないだろうか。

 職員数を減らし、代わりに低額で雇用できる嘱託職員を採用する。この実態からすると、本当に職員を人材として、行政の自治体の資産としてその価値を大きくすることがなされているのだろうかはなはだ疑問を感じる。

 また、嘱託職員に仕事をまかせ、もし問題が発生しても自ら先頭にたってその解決にあたらないフリーライドの職員は、陸前高田市では決していないと思うが、様々な組織をみると確実に見受けられる。

 こんなときだからこそ、職員をコストという発想ではなく資産としてその価値を大きくすることが必要なときだと感じている。

 地域主権が叫ばれ、補助金の一括交付金が具現化されようとしている。このような、新たな制度が始まろうとするとき、航海図の無い海に出航しなければならないこのときこそ、職員を資産と考え、人材を人財にするマスタープランが必要だと考える。

 もし、このブログを読んで、感想がある自治体職員のご意見を賜りたい。
 特に、人事や行革といった部門に居られる職員の皆さんのご意見を伺えれば幸いです。

2010年8月19日木曜日

行政に求めるものは何?

国、県、市町村と様々な行政機構機能にたいして、国民・住民の求めるものは時代の変化とともに、多岐多様になってきている。その量も膨大に膨れ上がってきている。

「自助」、「共助」、「公助」という言葉がある。年々、公助の占める割合が大きくなってきているように思う。家族の崩壊、地域コミュニティの崩壊、限界集落、教育のありかた、産業構造などその要因もまた多岐多様であると思う。

一方で、公務員バッシングである。公務員が多すぎる。待遇が良すぎるとの批判が受け入れられているのも事実である。鹿児島県の某市長や、名○屋市の市長のように、制度の盲点、日本の国民性からそのようなことはしないと考えて作られた法律を、自分なりに運用されている方もいる。そして、支持されているのも現実である。

しかし、行政に求めることは多くなり、その仕事を担う行政は小さくしたい。どうバランスをとったらいいのだろうかと考えさせられる。自分の考え方や感情からだけ見るのではなく、お互いの立場に立って考えてみることが一番必要ではないだろうか。

行政に携わる人もまた同じである。お互いの立場にたって考え、行動すべきではないだろうか。それこそ、何故存在しているのか。何を目的に作られた組織なのかという原点にたって。

総理特別補佐官の逢坂誠二衆議院議員がこのように書いていた。行政の大小ではなく、何を求めるかという行政の質を考える必要があると。
一部引用させて頂く。

(1)政府の性能
  ・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・
 また今回は。「政府の性能」という考え方にも言及しています。よく大きい政府か小さい政府かが議論になることがあります。しかし、私は、政府の大きさは政策分野によって異なり、一概に言えないと考えています。また同じ政策分野でも地域によって必要な政府の大きさが異なる場合もあると考えています。
 さらに日本の問題は、この政府の大きさがかんたんに特定できないことなのです。そして本来肝心なのは、単純な政府の大きさではありません。政府に投入した資源(人やカネ)の一定量に対し、なるべく大きな効果が得られるようにする工夫すること、すなわち政府の性能を高めることが必要なのです。

  ・・・・・・(略)・・・・・・・・



今、住民も行政に携わる人間も、「自助」、「共助」、「公助」とともに、何を行政に求めるかを考えなければならないし、行政もまた性能を高める努力が求められているときと感じています。
本市も、様々な行政課題を抱え、自立を選択しました。自立するためのまちづくりとはといった原点を皆で考えてみる必要に迫られています。

受身

今、市議会では次期改選期からの議員定数について議論をしている。
議論の内容を全て公にしようと、会議は全面公開をとっている。

しかし、傍聴者は数人である。
広報の仕方が悪いとのご批判もあるかもしれないが、議会広報やHPで会議があることを知らせている。

議会基本条例に基づく議会報告会も行われた。
行政区長さんを通じて、回覧板で告知、議会HPでの告知を行ったが、参加者は200人を少し越えた人数となった。

そんな中、市民から議会が見えない。議員が何をやっているのかわからないとのご指摘を受けている。

今回の議員定数にしても、議長からどのような形が良いかとの諮問があり、検討してきた。その検討の議論の中に、議会報告会で議員の数が多いという意見が多かったととの指摘がある。

確かに、私が出席した地区でもあった。しかし、今議会が求められているもの、私達がやろうとしていること。

そして、地方自治法に基づく地方議会の役割をキチンと説明すると納得してくれた。但し、議会も真摯に市民の声を聞かなければならないと思う。

議員の中には、削減しなければ市民運動を起こすといっている人もいると話す方もいる。
我々議会がどうしようとしているかを説明することにより、一方的な市民運動は起きないと思う。議員が、そして議会が説明責任を果たすことが求められていることを皆が自覚しなければならないと思う。

議会基本条例では、第17条で、「議員定数を改正する際は、市政の現状と課題及び他市等の状況、並びに議会が果たす役割を考慮しなければならない。」と規定した。

今は、受身の議会の姿しか見えないが、議員がそして議会が、積極的な役割を果たさなければ、議会不要論がまたぞろ出てくる。

ただし、独りよがりではなく、市民とともに議会の果たす役割を議論しあって、議会のあるべき姿を決めていく必要があると考えている。

私も、これから一層の情報発信とコミュニケーションをとる努力をする。

いつまでも、受身であってはいけない。住民の最も大切な権利の上に成り立っているということを肝に銘じたい。

2010年8月8日日曜日

総務常任委員会視察その1


7月27日から30日に掛けて、総務常任委員会の行政視察が行われた。

視察先は、三重県鳥羽市において、防災対策を、三重県伊賀市において議会基本条例の運用につい手を調査してきた。


鳥羽市は、リアス式海岸と離島を有しており自主防災組織の活動が盛んな地域であること、当南海地震などの大きな自信とそれに伴う津波対策に力をいれていることから視察先に選定しました。


27日は、一ノ関~東京・東京~名古屋・名古屋~鳥羽と一日新幹線とJRを乗り継いでの異動となりました。高田をでたのが午前8時、鳥羽に着いたのが午後4時半。途中、等級駅の乗り換えは8分。駅弁を買って、新幹線内での昼食です。


翌日、鳥羽市の防災担当者から具体的な説明と、2月28日に発生したチリ地震津波の対応等について意見交換をしたところです。


鳥羽市では、地震や津波により孤立する地域や離島を抱えていることなど、本市より厳しい環境がありました。その中で、避難人員の確認や、一人暮らしの方の安否確認、地域での車椅子利用者等からだの不自由な人たちの避難体制を自主防災会が行っていることなど、本市でもこれから取り組まなければならない課題について勉強することが出来ました。


また、当市とは違って通年型の観光地であることから、観光客の避難体制等についても様々検討を行っておられましたが、なかなか理解して頂けないことなど、同じ悩みも抱えておりました。


東海、東南海、南海地震による被害が予想されている地域であり、防災にかかる様々な通信手段や装備が充実していたり、各種のハザードマップの整備状況や、非難施設との連携がされていたのも印象として残りました。

2010年7月17日土曜日

一気に読んでしまいました

昨日、帰宅してから三省堂で買ってきた、もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだらを一気に読んでしまった。引き込まれるように読みふけってしまった。岩崎夏海さんの文章力と、マネジメントの引用がとても素晴らしいと感じている。

ベストセラーとなってどのこの本屋さんにもある本だが、東京出張の折、少し時間が空いたので有楽町の三省堂に行った。表紙に描かれている感じからすると、違うものを想像していたが、2階のビジネス書のいたるところにおいてあったので、手を出してみた。中身に、吸い込まれるようになって買ってしまった。

目から鱗などというものより、カルチャーショックといったほうが適切な内容だった。

我々、政治に携わっているものや、行政についている者にも大いに参考になる内容である。決して、企業のマネジメントだけを言っているのではない。

様々な組織においてヒントになることが多く書かれている。

何故、その組織は存在するのかから始まり、目的達成にいたるまでのプロセスを、までを本当にわかり易く書いている。


是非、お勧めの1冊である。

2010年6月18日金曜日

地方議会制度は・・・・?????

6月定例会の真っ最中である。ふと、思うことがある。

「地方議会はなんだろうと」

議会の内部にも、「わっぱか」・・・この地方の方言で、適当に形だけすませてしまおう。または、早く片付けてしまおう。とういうような意味。・・・・という言葉が聴かれたり、当局は間違っていないので追認することが議会の役割だと公言することがあったりと。

一方、当局にも、「いじめないでください。」との言葉が管理職から聞こえる。

議会と何か、地方自治法で定められているもの、日本国憲法で定められた地方議会が、ある面、本当の機能をしていないのではないか。

機能ということではなく、法の趣旨に沿った議会が議員にも、当局にも理解されていないのではないかと考える6月定例会である。

先のブログにも書いたが、お互いがお互いの立場で正しいと考えて提案し、質疑をしている。お互いの考えを理解するための機会が議会ではないだろうか。

行政の立場として提案し、われわれは様々な立場や様々な経験からチェック機関として、市民生活の向上を目指して質疑を行っている。

ぜひ、健全な議会を作るためにも、機関委任事務を主としたの改正前の地方自治法の時代から脱皮するためにも、議員と当局がともに意識を改革する時期ではないだろうか。

2010年6月12日土曜日

「誰もが正しく、それは正しい」

 少し変わったタイトルになりました。
 総務省の小川政務官秘書官の浦上さんのブログの一文です。
 浦上さんは、岩手県の市町村課長もされた方で、何度かお会いし話をさせて頂いています。
 
 浦上さんブログにこの一文を見つけて時は、これだと感じました。
 
 陸前高田市政について、先日、ある方から某市会議員さんが、現市長の評価をされ、「財政再建に大きな成果を出しているといっていたけど、どうなの?」って、私は、「待っているだけでは何も出来ないし、到達することも出来ないと考えています。だから、積極的にやらなければならないことはやるべきであるとの考え方を持ってます。」といつも主張してきました。

 一方では、現市政の財政再建を進めることも正しいし、市民生活の向上のために施策を積極的に展開することも正しいと思います。ただ、行き着く先とスパンを明確にし、だから現在はこのような施策を行っているとキチンと説明できることが必要であると思っています。そして、それが、政治家としての使命であり責任であると考えています。

 物事を多方面から観察して、何をなすべきかを判断し、施策を展開する。そして、市民に説明することが必要だとも考えます。今、一番必要なことはこのことではないかとも感じています。

 物事は、それぞれの見方考え方からだけ見たら、「それは正しい。」のだと思います。ただ、様々なことを加味し総合的に見ることから、「誰もが正しく、それは正しい」から、今やるべきことを決めることが必要であると感じたブログでした。

 浦上秘書官のブログは、パスワードがかかっていますので、勝手に見ることは出来ませんが、この記事だけは紹介したいと思います。

朝礼での一言! うらかみのつぶやき から

誰もが自分が正しく、それは正しい

某省の副大臣の秘書官からの電話があまりにも傍若無人で、怒りを通り越して、驚いてしまうことがありました。

内容は、詳しくは書けないのですが、激しくけんかをしてしまい、結果的には問題は解決の方向に向かったのですが、本当に後味の悪い、泥仕合でした。

その後、少し冷静になって、どうしてこういうことが起きるのかな、と自分なりに考えていました。

そんな折、先輩から「みんな誰しもは自分のことは正しいと思っているし、それは正しいのではないかな」というアドバイスを頂きました。

 

世の中は、さまざまな方がいて、さまざまな立場があります。

人口増大の局面では、何もしなくてもそれは調整されたのかもしれません。

しかし、これからの人口減少の局面では、強いリーダーシップで調整をしていかなければ、みんなが不満を抱えていくだけなのかもしれません。このあたりは、政務官がよくおっしゃることです。

 

一方、調整される側に立ってみることも大切かな、と思います。よりベターな結論を導きだし、みんながそれなりに納得するためには、自らの考えが絶対ではない、と考えることが必要かもしれません。

「自らを相対化する」心の広さと余裕が必要な気がします。

その際のマジックワードが「誰もが正しく、それは正しい」ということなのかな、と思います。

このコトバを唱えると、なんとなく、とがっている心が平らになっていくような感じには、なりませんか?

浦上さんは、キャリア官僚ですが、地方を考えてくれる人です。

2010年6月10日木曜日

既得権と行政の公平性・平等性

既得権について考えさせられている。
既得権を見直す時期はいつなのか、どんなときに見直さなければならいのか。

一つの時期は、行政の公平性・平等性を考えるときが大きなポイントになるのではないだろうか。

市に必要だけども行政では、直接事業を行うことが出来ない。そこで、民間の方々に行ってもらう必要があり、行政は出来る範囲でのお手伝いをして、始めてもらうことが多々ある。

行政の支援は、許認可であり、財政的な支援であり、土地の無償貸与のときもある。

そのうち、その種の事業が社会的に定着・浸透して、民間ベースでも様々な事業が展開されてくる。一定期間が過ぎ、最初の法人も一人前になって、様々なものを更に展開する。あるいは、行政からの要請もあるかもしれないが、事業展開を進めることが出てくる。

そのときに、最初の法人に対して優先的な要請や、様々な利便の提供がいつまでなされなければならないのか。後発の民間法人からすると、同じ法人でありながら行政の支援が全く違うことに、不公平感を募らせてくる。なぜ、新たな事業展開をするときに同じスタートライン意立てないのかといった疑問も生じる。

こんな時こそ、既得権の見直しをする良い機会ではないかと感じている。

新たなものをはじめようとするときには、前例踏襲ではなく、様々なものを見直し、行政の公平性・平等性を確保する良い機会ではないかと考える。

ぜひ、市民生活の向上を様々な角度から検討することを念頭に入れた行政の展開を願いたい。

2010年6月9日水曜日

回り道?近道?

 「何が近道なんだろう。何が回り道なんだろう。」との思いがある。

 議員の定数はどうあればいいのかという議論が始まった。私は、まず何人といった数ありきではないと考えている。他の市町村議会が何人だからではないと思う。市民に対してキチンと説明できる根拠が必要だと考えている。

 議会とはどのようなものであるべきか。
 議会が、今求められている役割とは何か。
 今後考えられる、地方の役割に対して議会はどのような役割を担うべきか。
 今後、議員が果たすべき役割・責務とはとのようなものと考えているか。

 議会の役割、制度の変革によって求められる議会とは、などを検討し、議会としてのあり方を考えたときに、議会の質や規模が決まってくると感じている。
 また、きちんと理論化することにより、定数決定の根拠・論拠を市民に対し明確に説明できるものと考える。

 このことを考えることが、議員定数の答えを導き出す近道であり、王道のように私は考える。

人からは、正論を議論しても模範解答しか出てこないから、直接的に議論すべきとの意見もあるようだが、それでは何故その人数になったかという答えは出せないように感じる。また、市民にも納得をしていただけるような答えは出せないと考えている。

 何事も、何が回り道で、何が近道かを判断する際には、本質は何かを考えることが必要と考えている。

2010年6月2日水曜日

配慮

久々にブログ更新です。
なんか意味深なタイトルとなりました。
様々な意味で、この「配慮」という言葉を感じています。

「自分の立場だけで考えない。自分の物差しだけで判断しない。」
今、このことが忘れられているのではないかと感じます。子どもの世界だけでなく、大人の世界や組織でも「配慮」という言葉がどこかへ忘れてきたように感じています。

そこには、自分達だけの判断基準しか持たない単一的な組織が多くあるというか、そのような指導者が多いといったほうがいいかもしれません。

人間も、社会も様々なものに囲まれています。そしてそこから影響を受けています。ゆえに、判断するときには多面性、多様性のもとに判断しなければならないと考えます。

自信を持って、行動する際にもそこにはきちんとした説明できるものが無ければなりません。

なぜ、こんなことを今日書いているかというと、ある組織で入社したての社員をイベントに借り出しました。借り出したほうからすると自分達の組織に入れるには都合の良いイベントです。
ただ、職場の仲間、上司、社会からするともう少し違った判断、言い換えれば配慮があってもよかったのではないかと感じました。

そのイベントに借り出された社員が今後どのように育つか判りませんが、別な面から見ると決してプラスになるとは思えなかった。もう少し、後からその種のイベント参加に声をかけても良かったのではないだろうか。
声をかけたほうは、軽い気持ちで誘ったと思う。しかし、そこから起因するものを考えた行動、配慮が必要だったのではないかと。

一つのたとえを明記しましたが、私の行動にも当てはまることから、「配慮」という言葉を忘れないようにしたい。

2010年5月20日木曜日

議会報告会

 議会基本条例で開催を義務化した議会矛句会を開催している。議員を3班にわけて、小学校区単位に開催をしているところだ。17日から始まって今日で全11箇所をまわり終えることになる。

 私は、昨日まで3箇所を担当した。班での役割は、スライドを基にした説明と、基本条例や議会の仕組み、財政状況等の質問への回答が主なものだった。

 こうだという、雛形も無ければ、教科書もない。暗中模索から始まった議会報告会だったが成果はあったと感じている。議員手作りでの資料・・・・・・もっと吟味すべき点もあった。・・・・・報告の仕方、質問への回答から、市民が議会に対して思っていること、何を期待しているのか。そして、自分達は当たり前だと思っていたことが、市民から見ると不思議と映っていたことなど、気がつくことが多く、何を発信し、どう聴く事を行えばよいかの一端が見えたように感じている。

 まだまだ、始まったばかりで課題が山積している報告会と感じたが、これからの議会活動に生かせる部分が多かった。これからも、少しづつかもしれないが改革を進めて、真に住民から求められる、そして信頼される議会を目指していかなければならないと思っています。

2010年4月7日水曜日

先を見通す力

 行政運営には、先を見通す、または、先を読む力が必要だと感じた朝になった。
 
 今朝は、小中学校の新年度の初の登校日だった。
 新しい県道が整備され、開通してから初めての登校日であることから、駐在所、交通指導員、交通安全協会、小中学校の先生とPTAが、新たに出来た交差点で、街頭指導を行った。

 これまでと全く異なった交通状況がそこには有った。通学路にもなっている道に新たな交差点が出来たこと。道路の新設により、交通状況が変わったこと。通勤時間帯と重なって、通行する車の量が多く、通学する子供達が、なかなか横断することが出来なかった。

 信号機はもとより、横断歩道もない。・・・(横断歩道は、警察署へ要望中です。)
 長い年月と多大な工事費を費やして完成し、利便性は向上しました。しかし、一方には、交通弱者である子供達のことが取り残されたのではないかと感じています。

 様々な角度から、色々な要素を取り込んで、完成時のことを考える。どのような変化があるのか。どんな利用形態になるのか。等々、先を見越した、様々な対応が必要であると実感させられた朝であった。

 小さなことかもしれないが、行政マンには、先を読む力、予測する力が求められると改めて感じ、条例・規則だけの中でモノを考えるのではなく、将来起こるべきことをも考えながら仕事をして欲しいと思う。


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2010年4月5日月曜日

日曜の入学式

昨日の日曜に、地元の中学校の入学式があった。20名の新入生が、大きくて真新しい制服に身を包んで緊張した顔で式に望んでいた。

この子達が、3年間でどんな経験をし、どのように成長していくのか楽しみである。

ただ、本市では中学校の再編を中心とした学校規模適正化が議論されている。この子達のためにも、早い時期の結論が必要と感じている。その議論の中心は、「子供達」であることを忘れずに、様々な角度からの議論が必要と考える。

今年の、陸前高田市内の中学校はほとんどが日曜の入学式であった。中には、午後から行ったところもあったようである。
親の職業や、社会環境が変わったのであると思うが、なかなか不思議な日程ではあると感じた。



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2010年4月3日土曜日

スキルの継承

 今朝、ツイッターでも呟いたけど、スキルの継承がされていないと感じています。
 外から見ることが出来るせいかどうかはわかりませんが、今の役所は何をなすべきかがわからなくなっているのではないかと感じています。小泉内閣での偽りの三位一体改革。地方財政の締め付け。それに伴って、一番手っ取り早い経費削減方法である人員の削減に走ったところがあるように見える。最初に、人員削減に手をつけるのは、経営者として無能であるといわれている。役所は、無能の集団なのだろうか。いや、答えはNOである。個々には優秀な職員であり、集団である。ただ、リーダーが明確な方針を出さないので、組織として力を発揮することが出来ないでいる。
 そんな中、急激な人員削減を進めた期間と団塊の世代が退職する時期が重なった。個々の職員がルーティンワークに追われたため、様々な経験や技術が継承されないでしまった。目の前のことを処理するのに汲々となっているので、スキルを継承する余裕がなかったのである。
 先日、複数の幹部職員にスキルの継承について話をしたら、確かに福田が感じていることは私達も感じているとの事だった。では、何故出来なかったのかは、全体を通して行政がどうあるべきかを示されないでいるからだと感じている。
 昨年から、予算はミニバブル状態である。役所は、その予算を上手に消化できないでいる。これも、スキルの継承がなされていないことにその一因がある。
 政治家は、目も前に選挙がある。だから、それを第一義に考えるが、本当の意味で、組織のリーダーは何をすべきなのかを考えないといけないのではないかと考える。政治家のひとりとして自分にも言い聞かせねばならない。
 ただ、この間のスキルの継承ができなかった事は取り返しがつかないのだが、これから、スキルの継承をはかる機会はまだ残されている。このチャンスを逸することなく組織を預かるものは、キチンとこのことにも正面からぶつかって欲しい。
 そして、今地方の市役所が何をなさなければならないかを、皆で議論する機会を持つことも急務であり、スキルの継承の一つの手段であると考える。


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2010年3月27日土曜日

スタートライン

 何事をはじめるにもスタートラインがある。スタートラインに立つには、それなりの準備が必要である。42.195キロを走るフルマラソンでも、100Mでも。
市民マラソンから、オリンピックまで、その準備にはそれぞれ準備の量と質が違っている。立つスタートラインのステージによって異なってくるのである。

 今、陸前高田市議会は議会基本条例を実のあるものにしようと様々な議論を重ねている。議論のスタートラインが異なっているので、なかなか前に進まない。でも、これも生みの苦しみであり、新たなスタートラインに立つための準備だと感じている。

 議会に対する考え方、議会制度や仕組みを勉強して熟知している人とそうでない人では、議論の前提がまるっきり違っている。例えば、町内会の親睦マラソンでは許されるが、陸連主催のマラソンでは許されないことがある。同じように見えるけど、全く違ったことをしているのである。議論の出発点も、ステージも異なっている選手をどのように同じゴールに向けて導くかは、リーダーの力であると思う。

 他市の状況とかをすぐ調べたくなるが、まだまだ少ない実績であることから、参考とするべき例も少ないし、自分達の経験も少ない。だから、迷う。想像をめぐらす。大変だけど、新たな議会へ向けたスタートラインに立っている。議会基本条例を制定したことは、本当に良かったと感じる瞬間でもある。



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2010年3月25日木曜日

個々の仕事と組織

 部門や個人に与えられた仕事を忠実に果たす。しかし、組織全体で見ると矛盾が生じることが多々ある。その矛盾を解消するのも組織であるわけだが、時には、矛盾が表に噴出すことがある。個々や部門・部門はそれぞれ正しいことを行っている。決して、命令に背いたわけではない。では「なぜ」、と思うがやはり発生するのである。組織や、仕事の範囲が大きくなればなるほどその矛盾は顕著化しやすくなる。
 多くの組織では、その矛盾を解消するためにコミュニケーションという手段を用いる。そして、部門として調整機能を置くところもある。

 それしか、解決の方法は無いのであるが、私が知っている・・・・係わっているといったほうが適切かもしれない。・・・・組織では、矛盾の顕在がこのところ多く見受けられる。これは、行革や経費節減を主目的に、行き過ぎたスリム化がもたらしたものであり、自分の仕事をこなすだけで精一杯であり、周りを見回すだけの余裕さえなくなっているからである。

 樹木の剪定も、切り詰めすぎるとその樹木そのものを枯らしてしまう。全体を見ることを心がけ、組織をどう動かすかを仕事とする部門もあるはずだが、機能しているとは言いがたいと感じている。外から見てるから、担当者の苦労はわからないのかもしれないが。

 何か、九州南部の○摩半島の付け根にある○く○市みたいに、その組織もなっているような感じである。

 前に進むだけではなく、時には歩みを止めて、振り返ったり、高いところへ登って全体を見ることも必要では無いだろうか。今は、行き先のわからない目的地へ向って、海図も無い中、ただひたすらに漕ぎ出しているように感じる。



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2010年3月21日日曜日

葛巻町にまちづくりを学ぶ





3月19日に、自分たちの環境を知り、それを武器にするまちづくりを進めている岩手県葛巻町へ、議会の会派視察でお邪魔して来ました。役場で、IJUターン政策、3つの公社を使ったまちづくりの進め方など。鈴木町長が進めているまちづくりについて、町長から2時間にわたって話を聞くことが出来ました。

あきらめないこと、続けること。そして、10人のうち1人が考えることに目をつけること等、目から鱗の視察となりました。
その後、くずまき高原交流館「プラトー」に場所を移して、葛巻町畜産開発公社の高宮専務から、具体的な事業の歴史と、現在の事業内容について説明を受け、翌日、実際の施設をくまなく見せて頂いたところです。

本当に勉強になったまちづくりの実践でした。一次産業から発展させ、今、提唱されている農商工連携を先取りし、観光までを含めた6次産業を作り上げていると感じたところです。

今回の視察で得たものを、本市のまちづくりに提唱していこうと、帰りの車の中で皆で誓ったところです。




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民主党議員団で津波調査を行う。




民主党の津波被害調査を行いました。

3月6日に、国会・県議会・市議会開会中でしたが、急務の調査をしなければならいことから、黄川田徹衆議院議員を団長に、藤原参議院議員、菅原一敏、三浦県議とともに、新星会・新志会の市議会議員も加わって調査活動を行ったところです。

広田湾漁協で、佐々木組合長、中里市長、西條市議会議長から被害状況を聞いた後、意見交換、そして要望を受け、広田湾の被害状況を現地に移動し実際を視察したところです。

視察した、民主党議員団からは早期の対応を約束したほか、被害だけではなく将来にわたっての被害や生活設計にかかる部分の話が出たところです。また、激甚災害指定に向け努力することとしました。




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小友小学校卒業式


3月18日に、小友小学校の卒業式が行われました。男女合わせて20名が小学校を巣立ちます。6年間でたくましく成長したようです。

ただ、残念だったのが卒業式直前に5・6年生にインフルエンザが流行し、前日は卒業生の半分近くが休むという状態だったそうです。一人の子が、卒業証書受理のあと退席しましたが、でも、無事20人が熊谷校長先生から一緒に、卒業証書を受け取ることができたのはよかったと感じたところです。



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小友中学校卒業式



小友中学校の卒業式が行われました。保育園から中学までほとんどが一緒に成長してきた子どもたちです。一クラスしかなく20人弱の生徒数ですが、一つになって何倍もの力を発揮してきた子どもたちです。

はじめて、お互いの進路が異なりますが、これからの人生を支えてくれる仲間だと言うことを忘れずに頑張って欲しいと思います。

小規模校の良いところ、弊害もありました。でも、先生方が、よいところを伸ばし、弊害を極力取り除いてくれたと感じた卒業式となりました。


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2010年3月3日水曜日

さあ、今日から一般質問です

チリ大地震津波の影響で議会日程が変わりました。今日から三日間が一般質問となりました。今日は四人の議員が一般質問を行う予定です。

議会の冒頭に市長から、災害について報告がありそうです。

私の一般質問は、明日の最後・・・午後2時少し前くらいからの予定です。
是非、傍聴にいらしてください。


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2010年2月26日金曜日

一般質問の原稿書いてます

今日は、一般質問の原稿書きです。
通告した主題は2つ。「市長の政治姿勢」と「少子高齢化対策」です。
大まかには、

市長の政治姿勢について
 平成22年度予算に込めた市長のまちづくりへの考え方は、何か。また、「やさしさと活気に満ちた陸前高田市」の実現に向けたまちづくりに向けて、主として取り組もうとしている事業は何か。
 総合計画及び後期基本計画の最終年であり、中里市長の任期最終年でもある平成22年度であるが、今年度予算において、プラニングされたものに対しての達成率をどう捉えているか。
 市民とともに「自立」を選択した本市であるが、行政を担う市長は、「自立」を具体的にどのように捉えているのか、具体的な姿を提示するべきと思うがどうか。
 現在策定中の「新陸前高田市総合計画」は、今後10年間のまちづくりの指針となるべきものであるが、どのようなまちづくりを目指すのか。また、総合計画は行政運営の指針であり、行政計画の最上位のものであるが、行政を担うものとして、現時点でどのような将来像を目指すべきと考えているのか。


少子高齢化対策について
 平成22年度予算で重点を置いた、少子高齢化対策は何か。
 本市における、少子化の主たる原因をどのように考えているか。また、とるべき施策をどのように考え、展開しているか。

との組み立てで質問する予定です。

特に、少子高齢化対策は、ナショナルミニマムではない、陸前高田市が抱える根本をどうするのかを議論したいと考えています。

私の登壇予定は、3月3日の午後2時くらいからの予定です。若干早まるかも。



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2010年2月25日木曜日

3月定例会始まりました

平成22年度の当初予算案等を審議する、3月定例会が昨日から始まりました。会期は3月16日までの21日間です。

私は、今回も一般質問に登壇する予定です。一般質問の通告は10人からありましたので、三日間行われます。

昨日は、市長の市政方針演述(国とは違うので、演説ではなく「演述」だそうです。)、教育委員長の教育行政方針がありました。

本格的な論戦は、来週から始まりますが、反問権をを規定した議会基本条例が施行され、始めての議会となります。どんな、議会運営となるのか楽しみです。

でも、忘れてはいけないのは、議論の根底と先には常に市民・市民生活の向上があると言うことだけは忘れてはいけないと、心に命じています。



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2010年2月23日火曜日

サラリーマン or 公務員

「あなたは、サラリーマンですか公務員ですか」との問いを、明日明日幹部になろうとしている職員に投げかけてみた。答えは、即座に「公務員です。」頼もしい限りである。

なぜ、このような問いを発したかと言うと、私の目から見ると「行政のプロ」との意識に欠けているのではないかと思えることが見受けられるからだ。・・・・・・個々の職員を指しているのではない。

たとえば、今策定作業を行っている長期計画についても、「市民のみなさんから、考え方を、」とか「課題点を出してもらって」などと、よく言えば市民参加。悪く言えば、他人任せ。その先には、結果責任は、市民が作ったんだから、議会が承認したんだからというように、「自己決定・自己責任」という地方自治の本市に変えるものと予見されるが。

おおよそのことは、行政計画を作るうえでは、行政のプロである職員が、大方を把握しフレームやスキームをキチンと提示できないようでは、公務員としてではなく、サラリーマンとして存在していると感じている。
そのフレームやスキームに、市民が持っているポテンシャルやアイディアをどれだけ効果的に発揮できるよう収めるのが本来の計画づくりのように私は考えるが。

手法の違い、首長の考えだからではないと思う。「市民とともに」を履き違えてはいないだろうか。最大の情報を持ち、プロとして行政に係わっている方々が、それを放棄したら、何をするのだろう。

是非、反論を頂きたい。「反問」ではなく「反論」をお寄せください。


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思った以上に

小泉内閣が行った三位一体改革が、と言ったらよいか、それとも、現市政を担う方針がそのような結果をもたらしたかは定かではないが・・・・・・交付税ショックを引き起こしたのは、小泉内閣であることは確実な事実であるが。

様々な事業が縮小・廃止されてきた。財源確保のために職員の削減もハイペースで進められてきた。結果は、思った以上に組織の疲弊を招いていた。職員の気持ちも萎えているかもしれないが、それ以上に具体的なスキルが落ちている。

昨日、ある方から電話を頂き、話を伺った。昨年からの経済対策といわれるミニバブルで公共工事が増えたが、発注にかかる手順と言うか、仕様書や各種関連図書を役所が書けていないのではないかと感じられた。それも、一つや二つではないようだ。予算の組み方にも・・・・これは、財政担当ではなく、要求する担当側だと思うが・・・・工事なのか物品購入なのかといった整合性のあわないものも見受けられる。これは、一概には言えないこともあるが、補助対称にする場合はどちらが有利かなどのテクニックが必要となってくるものもあることは承知しているが、ただ、様々なことがうまく引き継がれていないように感じる。

これは、目で見える人件費の削減効果以上に、目に見えない弊害が大きいのではないかと感じている。当局に言わせれば、「福田議員は現状を知ってるのか、予算さえ組めない状態だから甘いことはいえない。」との言葉が返ってきそうであるが、もう少し全体を見た運営が必要ではないかと感じている。

ひとづくりは、大変な労力と時間が必要であるが、今こそ、人材を人財に変える投資が必要ではないか。

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2010年2月22日月曜日

まちづくりの先輩、葛巻町


葛巻ワインパーティーin陸前高田が金曜日に行われた。多くの陸前高田市民が、葛巻ワインと陸前高田の食材で作った料理を楽しんだ。

葛巻町からは、町議会議長さんをはじめ多くにスタッフが来てくれた。そして、葛巻のまちづくりを胸を張って宣伝していったように感じている。

葛巻町は、「クリーンエネルギーと、ワインとミルクの町」を標榜し、農業を主産業として、それを加工し、産業につなげる、自らの手でまちづくり、産業お越しを行っている町である。

陸前高田市も、見習うべき点が多い町である。


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2010年2月20日土曜日

我家にも


久々に、雛飾りです。娘たちが大きくなって、暫く箱入り娘でした。先週、末娘が帰ってきた際に、飾ったみたいです。

ただ、猫がうるさいので、お内裏様とお雛様だけを飾ったということでした。でも、今朝方猫があがって真ん中に座ってましたが。

季節の行事が出来るだけの心のゆとりがある生活が出来るようにするのも、政治の責任ですよね。

この地域が、自立していくためのまちづくりについての議論を3月定例会では行っていきたいと思っています。


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2010年2月19日金曜日

連載小説「県庁おもてなし課」


って、ご存知ですか?
岩手県内の方ならご存知の方もあると思います。
岩手日報の朝刊の連載小説です。作者は、有川浩さんです。

私が感じていることを、なんか小説にしていただいているようです。もっとも、読みやすく、且つ、文学的になっていますが。

この小説には、地域の活性化のヒントや、役所の職員にも一度読んでいただきたいと思うことが満載です。

都佐県という架空の自治体の、観光部をテーマにしています。今週は、順調に行っていたプロジェクトに、アクシデントが発生し、読むものをひきつけていますが、今後の進展が楽しみです。

是非、市役所の職員の皆さんには一度読んでいただきた小説です。

職員研修の、グループワークの教材にもなりそうですよ。



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集合体の難しさ

昨日、岩手沿岸南部広域環境組合の2月定例会が開かれた。21年度の補正予算と、職員の勤務時間の変更、そして、22年度当初予算についての審議が行われた。
その結果、22年度当初予算に一部修正が加えられた・・・・修正動議の提出者は私だったが。

その審議の過程で思ったことは、複数の構成団体で、一つのことを成し遂げる難しさである。

各構成団体の思惑、それは、首長として、職員として、そして議員として立場によって様々な考え方があるから仕方の無いことであるとは思うが、その調整には多くの労力を必要とする。

事業主体となる、一部事務組合もまた大変だと感じている。それぞれから、様々な要求があり、制度の縛りがありで雁字搦めになっている。必然として、職員として思いつくことは、「与えられたことだけをこなせば良い。」となる。今回の場合は、ゴミの焼却という中間処理だけを組合が行い。収集は、それぞれの市町村。ゴミを燃やした後の最終灰の処分も市町村と、中二階的な存在となっている。

しかし、ゴミを燃やすだけと考えずに、一部には、「越権行為だ。組合の業務範囲を超えている。」との指摘は必ずや発生すると思うが、組合自らが、自分たちが市町村の枠を越えてゴミ処理をするのだとの気概を持って、様々な計画や指針を打ち出すことが必要ではないかと感じている。

そうして、我々議会もまた、様々なものを背負って来ているが、それぞれの住民に、構成する地域の住民に対し、最大公約数で、かつ、効率的でよいものを提供することを心がけていかなければならないと考える一日でも会った。

いつも、好き勝手なことを言って組合事務局の職員を困らせている私だが、彼らの気持ちもやる気も感じている。是非、プロとして様々な指針と情報を発信して欲しいと願っている。


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2010年2月16日火曜日

地方議員は名誉職か否か

「地方議員は名誉職か否か」との議論が、また行われるようになった。今回の発信源は、川村名古屋市長である。「名古屋市の議会議員の報酬が高い。議員の数が多い。」との考え方からであるようだが、本当に地方議員は名誉職であり、その待遇を受けるべきものなのだろうか。
私は、「否」である。今、地方自治法の改正を見込んだ、地方主権への改革が始まっている。原口総務大臣、逢坂誠二首相補佐官が中心になってその検討を行っている。地方が、ガバナンスを持ち、その特色を活かして街づくりをする。金太郎飴ではない街づくりを、である。
力がある(この場合、財政力のあると言い換えることができると思うが)自治体と、そうでない自治体の間でますます格差が広がるとの意見も多く聞く。最初は、そうなるのではないかと思うが、地域が本当にその地域にあるものをいかした街づくりを、きちんとした長期ビジョンを持って進めることにより、その格差は縮まるのではないだろうか。
ただし、その長期ビジョンは、今の総合計画といわれる基本構想・計画とはまったく異なったものが必要になると思う。
10年後、20年後の地域の形を様々な角度から検討し、具体的な人口構成や、産業構造を明確に打ち出し、その姿に向かって様々な施策を計画展開する行政でなければ実行は不可能であると考える。今のような、「○○と△△があふれる、□□市」などといった、抽象的な言葉でまちをイメージする時代は、右肩上がりの経済状況の時には夢がありよかったと思うが、これからは、現実を見据え、具体的なまちを描き、それに向けて努力することが夢をつかむことになるのではないだろうかと考えている。
そのためには、議員と議会が重要になってくる。決して、名誉職ではない、責任を持った仕事として、具体的なまちづくりへの政策を作り上げるために、そして、チェックアンドバランスを保つためにも。
議員は、市民と行政とのパイプだけが仕事ではない。住民の意思を政策に反映させることとともに、責任を持って行政の進むべき道を選択する責任を持っている。時には、地域や職域といったところの代表として利益代表としての性格と、市全体を見て判断する公益代表としての性格を有する職であることを自覚する必要があると思う。
「議員」と「議会」は同じようであるが、別個のものである。われわれには、議員としての表決責任と議会としての団体意思の決定機関としての議決責任があることを忘れてはならない。その議論と判断の根底と先にあるものは、常に「市民」であることも。


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2010年2月15日月曜日

トレーニング

議会基本条例が施行され、様々な事を具現化しなければならない。今日は、その一つを検討する委員会だった。その会議を通じ、会議の進め方や、要項・要領を作り上げる際の検討の仕方など、議員がトレーニングを積む必要があると感じた。そのこと一つを取っても、議会基本条例を制定してよかったと感じている。


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議会基本条例特別委第一小委員会

今日、1時から議会基本条例調査特別委員会第一小委員会が開催される。議会報告会の持ち方についての具体策を検討し、要綱等の整備をする委員会だ。

前回の第一回目の委員会では、「議会報告会は議会だより以外に報告することは無い。」という委員もいた。何故、議会報告会が必要かという議論もされていなかった。「議員」と「議会」の違いがあることを認識することから議会基本条例があると考えている。

是非、二元代表制の一方である「議会」を議会として発信し、市民との関係を築くことが急務であると考えることから、今日の議論を注目したい。

私は、特別委員会委員長として、2つの小委員会に参加しますが、立場上議論を見守り、考え方を少し述べるといった参加形態となりそうです。

ちなみに、第二章委員会は、「反問」の考え方の整理と、各条ごとの逐条解説を担当する。

二つの小委員会とも、小委員長さんの議論の整理の仕方によって方向性が決まると思うが、大変な職務ご苦労様です。


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2010年2月12日金曜日

一転して、雪


昨日までと、風景が一転してしまいました。夕べから降りはじめた雪は夜半には上がったみたいですが、今朝はこのとおり、一面の雪に覆われました。
でも、気温が高いので、夕方にはかなり消えるのではないでしょうか。家の庭には、屋根から雪が落ちて来ています。ナツが驚いて騒いでいます、

この雪が、様々な自然の恵みを運んでくれます。山には、水が蓄えられます。海には、川を通って雪解け水が流れ込みます。多くのミネラル分を含んだ水は「雪ひしょ水]といわれ、冷たい水ですが、漁業にも大いなる恵を与えてくれるものです。

昔ほど雪は降らなくなりましたが、やはり、少し不便にはなりますが、冬には雪が必要ですね。


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2010年2月11日木曜日

政策法務

 政策法務という概念が生まれたのは、国と地方自治体が上下関係から対等関係といわれる制度となった、地方分権一括法の施行とともにといわれている。
 分権とは、国の立法・司法・行政の三権分立と同様の、チェック・アンド・バランスをはかるシステムと同様に、国と自治体を対等協力関係に置く別の角度からの権力分立、つまりチェック・エンド・バランスのシステムとも言われている。

 陸前高田市議会でも、初の政策法務の実際といってよい、議会基本条理を作成・制定した。1月1日から施行されている。その、運用の実際として、逐条解説や、実際の様々な制度の実施要綱などの策定作業を行っているが、初めての経験と議員の経験してきたことの違いから、なかなか同じテーブルにつくことが出来ないでいるように感じている。

 これから、自治体では政策法務を通して、様々な政策運営を行うことが予想されることから、職員も議員も政策法務を実際のものとして勉強することが必要と感じている。


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2010年2月10日水曜日

今日の天気は



曇りです。終日曇りの予報です。
先週の水・金と降った雪、そして真冬日が続いた週末がうそのように、昨日は春が来たかと思うような暖かな陽気でした。

この暖かさで、先週末の雪もすっかりなくなりました。(写真は、先週末と昨日です。)
この地方は、雪が振ってもすぐに解けてしまいます。東京の人に、岩手は雪多いのでしょうといわれて、返事に困ること多々です。そういえば東京で暮らしている娘も、言われているみたいです。

今日は、曇りだけど明日からまた雪が降るような天気予報です。今朝、うちの奥さんが、これでは人の体が参ってしまうといってました。私もちょっと、変調を来たしています。気力で乗り切ろう。

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議員と議会

議会基本条例の制定過程において、大きなことを再認識した。頭では分かっていたつもりだけれど、これほど明確に、且つ理論だって分かったものはなかった。

それは、「議員」と「議会」である。
議員=議会ではない。議員は議会を構成している一個なのである。その一個には、大変大きな力と、主権者から付託されたものがあるが、二元代表制の一方では無いということである。

二元代表制は、首長と議員がそれぞれに直接選挙で選ばれる制度であるが、今回様々な勉強を進めていくうちに、自分でも誤解していたように感じている。自分も市長と同じように直接選挙で選ばれ、当選したのだから、二元代表制の一方の代表であると。

しかし、違っていた。二元代表制は、首長と同じように直接選挙で当選した議員によって構成される「議会」が持っているとキチンと様々な解説書には書いてある。

多分私だけかもしれないが、いくらかの議員は私と同じように理解し、議員が二元代表制の一方であると思い込んでいる人もいるのではないだろうか。

議会基本条例は、このことを理解することから始まるような気がする。

さあ、今日も前に向って進もう。・・・・・・・・・逢坂誠二衆議院議員のパクリです。(彼のブログの最後は、「さあ、今日もしっかりと前進します。」で〆ている。)


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2010年2月7日日曜日

ツイッター

ツイッターについて、同僚議員の菅野議員から紹介され、少し自分の思いを呟こうとはじめてみた。
難しい。140文字という制限の中からどうしたら伝えることが出来るのか。これからの訓練である。
toshikifukudaで、ツイッターの検索をしていただくと見つかります。

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あ、同じように感じてる人がいた

市職員に感じていることがあった。
何度か、私が職員時代に指導を受けた諸先輩と話したことがあったが、同じように感じている人がいた。

今の職員は、学力も知識も学歴も、そして品行も申し分ないが、何か足りないのではないだろうかと。

自信をもって、上司にぶつかったり、何のために仕事をしているか。
公務員は、決して生活の糧を得るだけのためにあってはならい。そのためにはどうすべきかを、常に考えるべきではと思ってきたし。
また、そのようにしてきたとも思っている。

そんな思いを、立場は異なるが感じていた人がいた。
それは、衆議院議員で総理特別補佐官である前ニセコ町長の逢坂誠二さんである。逢坂さんは、北海道大学を卒業後、ニセコ町の職員となり、40代で町長になった方である。年齢的には、私とほとんど同じ位であるが、能力は雲泥の差がある。しかし、同じような時期に市町村職員を体験してきた方です。

昨日の、逢坂さんのブログを紹介したい。陸前高田市の職員にも読んで頂ければと思う内容である。
以下、逢坂さんのブログを紹介します。

逢坂誠二の徒然日記「その1109、2月6日」
1)若手職員
昨夜、勤務時間終了後、
総務省の若手職員数名と、
缶ビールを飲みながら、
副大臣も同席しながら意見交換をしました。

ICTに関する話題や、
新しい大学設立の提案などが積極的に出され、
実にしっかりとした若者たちに、
優秀さを感じます。

何を聞いても、色々なことについて、
次々と的確な答えが返ってきますし、
本当に良くものを知っています。

向上心もあり、さすがと感じます。

しかし、その反面、物足りなさを感じます。

何が足りないのか…。

====

国の公務員としてどうあるべきか、
どんな役割を担うべきか、
あるいは、民主主義がいかにあるべきかなど、
どうも基本的土台がない雰囲気がします。

知識や発言は申し分ありません。

しかし、本質的に公務員がどうあるべきか、
あるいは自分が公務員としてどうすべきか等の
基本的部分に不安定さを感じます。

もっと平たく言えば、
何のために仕事をするのかが見えない、
そんな印象を受けます。

====

もちろん素晴らしく優秀なのは間違いありませんし、
きっと仕事もバリバリできるはずです。

だから意見交換は極めて有意義なものでした。

しかし、その優秀さを公務員としての
ホンモノにするためには、
あと一歩の努力、苦労が必要だと感じました。

こんな意見交換は、
今後も継続できればと思っています。


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2010年2月5日金曜日

明治維新はまだ終わっていない

明治維新はまだ終わってはいない。今回の小沢一郎代議士と石川代議士への検察の対応は、そう思うしかない。明示の元勲、大久保利通は、国を作るためには手段を選ばなかった。

内務省を作り、警察機構を内務省管轄にしたのも大久保である。
国を作るには、強大な官僚機構が必要であるとの持論から様々な諸制度を作り上げてきた。

今回の一連の捜査活動は、大久保利通が佐賀の乱で江藤新平に対して行ったことを髣髴させる。
江藤は首謀者として「死刑・さらし首」に処せられた。当時はもう施行されていた新法典にはなく、徳川時代の刑法を持ってさらし首にした。太政官から、佐賀の乱についての自治権や司法権まで委任を受けて現地に赴き、だれもが東京での裁判が妥当と思っていたことを、その権力をもって行った。

その、大久保の考えが官僚主義であり、一番色濃く残っているのが検察では無いだろうか。

政治資金規正法の適用を皆で考え、誰もがわかるような法律の解釈と、刑罰の適用が必要であると考える。

今回の件が、単なる見せしめとするのではなく、多くの議論を持って、法律適用が正しく行われるものとしなければならないと思う。

単なる、政争の具にして良いわけがない。


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2010年2月3日水曜日

無事、任務終了


週一回の夜警当番も、無事、火災や事故無く終了しました。
今日は、昨夜降った雪が、日中、解けて再凍結したツルツルの道路状況でした。何事も無くと思っていましたが、無事何事も無く終わりました。
町内を巡回した後、消防屯所で待機します。

私は、夜食担当だったので、巡回には参加しませんでしたが、様々な年代の団員と、色々な話が出来るのも、夜警のいいところです。

帰り道は、5分ほどだけど、暫くぶりに足を滑らせながら帰ってきました。

さあ、町内巡回出発です。
車は四駆です。安全運転お願いします。


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命と希望を運ぶ道


高速道路の社会実験が始まる。一部無料化です。
全部の高速を無料化にすべきとの議論もありますが、私は時期尚早だと考えています。

民主党を支持している私ですが、この政策だけはいただけませんでした。

どのような影響が出るのか、どんな交通体系にするのかの、グランドデザインを示し、議論すべき問題ではないかと考えます。

今日、ある人と話をしました。「車の通らない道路を無料化にしても何の実験になる」との、ある地方紙の記事についてです。

その人は、東北道が無料化されないと恩典が無いとの話でした。・・・・・半分冗談だったのですが。

テレビ報道などを見ていても、自分本位の意見を話す方も見られました。本当の意味で、この国の形をどうしようとの議論をすべきときでは無いでしょうか。

このロゴは、これも自分本位かもしれませんが三陸自動車道の整備促進用のロゴです。陸前高田市議会で道路要望の際に使ってます。

私達の地域は、高速交通体系や医療ネットワークから離れた地域です。私達も、医療ネットワークや社会資本整備を過度に望んではいません。最低限の整備をお願いしています。

この国が20年後、50年後にどのような国であるべきかを、エゴを捨てて話し合うべき時期です。ワイドショー的な政治を本当に望んでいる人はいないのではないでしょうか。

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