2009年11月23日月曜日

事業仕分けの報道をとおして

 事業仕分けが行われて、国民の注目を集めている。
 この事業仕分けの基本は、採算性が取れるかと言う点に尽きているのではないかと感じている。
 事業仕分けそのものは、良いことであり、様々な点を明らかにしながらこの国をどうのような方向に持っていくかだと感じている。マスコミは、只重箱の隅を一生懸命つついたり、ポピュリズムに陥っているんのでは無いだろうかと感じている。売れればいいのか、視聴率を取れればいいのかと感じてしまう。
 この国が行く方向は何か、どのような国になるべきかとの議論を醸し出すようなマスコミであって欲しいと思う。

 また、この事業仕分けは報道を見る限り、都市対地方の議論とも思える。人口が多い都市にはかなわないが、日本の国は都市だけで成り立っているのではないことをもっとわかって欲しい。
 そして、財政が厳しいから投資まではお金がまわらないとの論議もわからないわけではないが、将来への投資も必要であることを理解して欲しいと思う。
 独立行政法人が全て悪いような報道も垣間見れる。天下りの法人が多いこともわかるが、全てを同じレベルで論じるのはいかがかと思う。特に、大学や研究開発を行っているところまで、採算性を物差しにするのはどうかと考える。

 ぜひ、この国が持続できる国にする議論を中心に行って欲しい。特に国会議員は、支持率だけを考えずに、国政を担うと言うことをもう一度考えて頂きたい。今を、そして将来の日本を背負っていることを。



にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月21日土曜日

朋亦楽を実感


「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」、論語の一説です。
長かったようであり、短かった市町村アカデミーでの研修。その、寮の名前が「亦楽寮」です。
人生の最高の楽しみの一つは、仲のよい友人とともに酒をくみかわし、歓談することであるという、孔子の人間味のある喜びを表す言葉であり、私達研修生にも同じ思いになってもらえればとの願いからつけられたそうです。
今回の研修は、地域も年代も異なる35人の市町村議会議員の研修でした。様々な体験を語り合い、研修や演習を通して議論をし、本当に仲間になりました。またの再開を約束しての別れとなりました。

今回の研修では、様々な知識やスキルとともに、もっと大切な仲間と言うネットワークを作ることが出来たことが最大の研修成果だと感じています。

今、自宅に帰って一日過ごし、研修に参加することの意義を改めて感じています。
研修の仲間、そして講師の先生方はもちろんですが、お世話いただいた鈴木教授、丹内さんありがとうございました。

写真は、最後の研修です。「地方議員の役割と使命」という、千葉大法科大学院の鈴木先生の授業開始前です。


クリックして、応援してください。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月18日水曜日

研修も佳境に入ってきました



 市町村アカデミーの研修も佳境に入ってきました。講義に加え、グループ討議が始まり、政策立案の実務作業です。
 グループのメンバー5人で、テーマに沿って自分たちでサブテーマを考え、具体的な政策につなげるプロセスです。
 今日は、9時半まで議論をし、一応の形をしたところで、ラウンジにところを代え少しアルコールを加え、10時半まで様々な議論と意見交換をしました。
 このようなかたちでのネットワーク作り、そして情報交換が後々役に立つし、自分の幅を広げてくれます。
明日も、結構ハードな一日となりそうです。朝から、研修が始まる前に提出する討議日誌も作成しなくてはいけないので、今夜はこの辺で。


名札と、昨日の討議日誌です。






応援お願いします。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月17日火曜日

市町村アカデミーに来てました


昨日から、千葉市幕張にある市町村職員中央研修所(通称市町村アカデミー)に来ています。
4日間の缶詰研修です。月曜日に入所のオリエンテーションと開講式があったので、月曜から金曜までの4泊5日になります。
市町村議会議員向けの議員政策講座です。全国から35名の議員さんが集まっています。講義とグループ討議、演習、発表と盛りだくさんです。
全国の議員さんと話をして、様々なことを吸収させて頂いています。
まずは、途中経過を。
そうそう、この施設は朝の6時半から8時までしか外出できません。夜は、結構グループ討議があり、消灯も10時ですから無理なんだけどね。

今週は、職員研修とあわせて270名を越える研修生です。陸前高田市も、もっと積極的に利用すべきだと感じています。井の中の蛙にならないためにも。

写真は、入校式です。




応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月12日木曜日

考え方・捉え方 東京財団研修



 一昨日、会派研修として東京財団を訪問した。
 議会基本条例について、より深い理解をし素案の修正と制定後の運用について研究するためであった。
 東京財団からは、地方議会改革プロジェクトのメンバーである福嶋上席研究員、中尾研究員のお二方をはじめ地域再生研究プロジェクトのメンバーなど6名の方々が参加してくれた。
 今、素案を発表し検討を重ねている本市の議会基本条例について財団の研究員からかなり厳しい意見と、策定に当たっての考え方について質問された。
 福嶋先生、中尾先生からは、議会基本条例のあり方について、議会とはなにか、地方議会の法的位置づけからみるべきであるとの指摘を頂いた。
 私たちは、議会としてどうあるべきか、議員としてどうあることが市民の負託にこたえることになるかといった観点から様々検討してきた。
 出発点から、大きな視点の違いがあった。ただ、今、本市議会で行っていて自分たちが当たり前と思っていたことが大切なことがかなりあることから条例に盛り込むべきではないか。今、行っていることを全てもう一度洗い出してみることも大切ではとのサジェスチョンも頂いた。
 有意義な時間であり、更に勉強をしなければとの思いに立った研修であった。今後も、様々な交流をしていただけることになった。大きなチャネルを得ることができた一日でも会った。


応援、お願いします。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月9日月曜日

学校規模適正化

 今、陸前高田市では小中学校の学校規模適正化について検討がなされている。出口の見えない議論になっているような気がする。
 そんな中、昨日、友人からこんな話を聞かせていただいた。
 小学校から剣道を続けてきた子が、中学校には剣道部がなく、他の部に所属することになった。しかし、小さいときから続けてきた剣道に自分なりのけじめをつけようと、最後の大会にしたいとこの秋の大会に出場し、見事県大会行きを決めた。
 その子が、練習環境が無いことから市内の剣道部のある学校に、週に何度か練習を一緒にさせて頂いていた。県大会前のスポーツ少年団を対象とした大会が日曜にあって、その子は決勝戦まで勝ち上がった。当然力がある子だからだと思う。しかし、決勝戦は、合同練習をさせてもらっている学校の子に負けてしまった。悔しくて泣いていたら、その相手の子が駆け寄ってきて話をしているうちに、笑顔になった。本当に素敵な光景に出会えたとの話だった。
 素敵な話である。ただ、学校教育と言った観点から考えると、このこのように小さいときから行ってきたものを、続けることができる環境、色々なこと(部活動を含めて)を選択できる環境を整えることが大切ではないかと考えている。
 幸い、この子は家族に支えられて、剣道と部活動を両立させてきた。今週末、この子にとっては中学生活での剣道に一区切りをつける県大会だそうである。是非、頑張って欲しい。


にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月6日金曜日

地方自治体の役割って


地方自治体の役割って何だろう。地方自治法には、キチンと定義されているけど、一言で言ったらどうだろうと思うことがある。職員に一度問いかけてみようかなと思っている。
昨日、陸前高田市の発展に永年貢献されて頂いた方々に対する表彰式があった。9人の方が受賞された。自治功労、産業、教育、治安と言った分野で貢献された方だ。
市勢功労表彰式で、ひとつの答えらしきものが見つかったように感じた。
表彰された方々が、長い方では40年以上にわたってその職責を担って頂いた。皆さん、多年にわたってとの言葉がついていた。

地方自治体の仕事とは、「より多くの人が、永年にわたって住み続けることができるまちをつくること。」ではないかと感じた一日となった。

市勢功労者表彰を受賞された皆さんに、重ねてお祝いを申し上げます。

そして、その先輩たちに負けないよう努力してゆきたい。


ブログランキングにチャレンジしています。応援お願いします。下のバナーをクリックしてみてください。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月5日木曜日

試行錯誤


市政報告会を各コミュニティ単位に開催している。昨日の今泉地区で5箇所目となった。11地区なので折り返しである。

開催に当たって、試行錯誤の連続である。進める主担当の議員の考え方。各議員の役割分担。公平性など。
また、地域ごとに課題が異なっていたりなど、毎日が本当に試行錯誤である。

でも、市当局が行うような市政懇談会を真似るつもりは無い。型にはまらず、自然体で、かつ柔軟に対応したいと思っている。

参加する会派の仲間には迷惑かもしれないけど。

今夜も、明日も続く。集まってくれる市民の顔をみるとホッとするとともに、責任感も湧いて来る。

そして、我々の力量も試されている。




にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

2009年11月4日水曜日

岩手県立大学公共政策フォーラムに参加して


10月31日に、盛岡市の自治会館で県立大学の公共政策フォーラムが開催された。
「地方分権時代における市町村のあり方を考える」とのテーマで行われた。10年に及んだ市町村合併が一段落し、今後の市町村のあり方を考えるとの内容であった。

市町村連携と協働がこれからのテーマであるとのことであった。

しかし、パネルディスカッションで気になったことが有った。行政の協働のパートナーとしてNPOがあげられている。もう一方の協働の相手方として「住民・町内会・自治組織」があるが、あるパネリストから「NPOは好きなことに好きなように関わる。」と受け取れる趣旨の発言が有った。協働の一つとしての形態であるとは感じるが、住民はそこで暮らし、いやなことでも避けられないのである。そのことも、理解して欲しいと感じた。

行政の存在意義は、「継続して生活できる環境を、永続していくことである。」と私は考えている。

この地域で、より多くの人が生活をし、孫子の代まで永続して暮らしてゆけることを目指して、行政に関わりたい。

議会基本条例フォーラム終わる

11月2日に開催した陸前高田市議会基本条例フォーラムには、岩手・宮城両県の市町村議会議員をはじめ120名を越える多くの皆様に参加いただき、主催者の一人として御礼申し上げます。
フォーラムは、法政大学法学部の廣瀬克哉教授の基調講演、岩手県立大学総合政策学部の齋藤俊明教授のコーディネートにより、廣瀬教授、奥州市の佐藤邦夫市議、そして私がパネラーになってパネルディスカッションを行いました。
会場からの質問も多くあり、有意義で成果の大きかったフォーラムだったと感じています。
今後は、今回の成果を受け議会基本条例をより良きものにする努力を行いたいと思います。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました。