2010年6月12日土曜日

「誰もが正しく、それは正しい」

 少し変わったタイトルになりました。
 総務省の小川政務官秘書官の浦上さんのブログの一文です。
 浦上さんは、岩手県の市町村課長もされた方で、何度かお会いし話をさせて頂いています。
 
 浦上さんブログにこの一文を見つけて時は、これだと感じました。
 
 陸前高田市政について、先日、ある方から某市会議員さんが、現市長の評価をされ、「財政再建に大きな成果を出しているといっていたけど、どうなの?」って、私は、「待っているだけでは何も出来ないし、到達することも出来ないと考えています。だから、積極的にやらなければならないことはやるべきであるとの考え方を持ってます。」といつも主張してきました。

 一方では、現市政の財政再建を進めることも正しいし、市民生活の向上のために施策を積極的に展開することも正しいと思います。ただ、行き着く先とスパンを明確にし、だから現在はこのような施策を行っているとキチンと説明できることが必要であると思っています。そして、それが、政治家としての使命であり責任であると考えています。

 物事を多方面から観察して、何をなすべきかを判断し、施策を展開する。そして、市民に説明することが必要だとも考えます。今、一番必要なことはこのことではないかとも感じています。

 物事は、それぞれの見方考え方からだけ見たら、「それは正しい。」のだと思います。ただ、様々なことを加味し総合的に見ることから、「誰もが正しく、それは正しい」から、今やるべきことを決めることが必要であると感じたブログでした。

 浦上秘書官のブログは、パスワードがかかっていますので、勝手に見ることは出来ませんが、この記事だけは紹介したいと思います。

朝礼での一言! うらかみのつぶやき から

誰もが自分が正しく、それは正しい

某省の副大臣の秘書官からの電話があまりにも傍若無人で、怒りを通り越して、驚いてしまうことがありました。

内容は、詳しくは書けないのですが、激しくけんかをしてしまい、結果的には問題は解決の方向に向かったのですが、本当に後味の悪い、泥仕合でした。

その後、少し冷静になって、どうしてこういうことが起きるのかな、と自分なりに考えていました。

そんな折、先輩から「みんな誰しもは自分のことは正しいと思っているし、それは正しいのではないかな」というアドバイスを頂きました。

 

世の中は、さまざまな方がいて、さまざまな立場があります。

人口増大の局面では、何もしなくてもそれは調整されたのかもしれません。

しかし、これからの人口減少の局面では、強いリーダーシップで調整をしていかなければ、みんなが不満を抱えていくだけなのかもしれません。このあたりは、政務官がよくおっしゃることです。

 

一方、調整される側に立ってみることも大切かな、と思います。よりベターな結論を導きだし、みんながそれなりに納得するためには、自らの考えが絶対ではない、と考えることが必要かもしれません。

「自らを相対化する」心の広さと余裕が必要な気がします。

その際のマジックワードが「誰もが正しく、それは正しい」ということなのかな、と思います。

このコトバを唱えると、なんとなく、とがっている心が平らになっていくような感じには、なりませんか?

浦上さんは、キャリア官僚ですが、地方を考えてくれる人です。

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