2010年8月19日木曜日

受身

今、市議会では次期改選期からの議員定数について議論をしている。
議論の内容を全て公にしようと、会議は全面公開をとっている。

しかし、傍聴者は数人である。
広報の仕方が悪いとのご批判もあるかもしれないが、議会広報やHPで会議があることを知らせている。

議会基本条例に基づく議会報告会も行われた。
行政区長さんを通じて、回覧板で告知、議会HPでの告知を行ったが、参加者は200人を少し越えた人数となった。

そんな中、市民から議会が見えない。議員が何をやっているのかわからないとのご指摘を受けている。

今回の議員定数にしても、議長からどのような形が良いかとの諮問があり、検討してきた。その検討の議論の中に、議会報告会で議員の数が多いという意見が多かったととの指摘がある。

確かに、私が出席した地区でもあった。しかし、今議会が求められているもの、私達がやろうとしていること。

そして、地方自治法に基づく地方議会の役割をキチンと説明すると納得してくれた。但し、議会も真摯に市民の声を聞かなければならないと思う。

議員の中には、削減しなければ市民運動を起こすといっている人もいると話す方もいる。
我々議会がどうしようとしているかを説明することにより、一方的な市民運動は起きないと思う。議員が、そして議会が説明責任を果たすことが求められていることを皆が自覚しなければならないと思う。

議会基本条例では、第17条で、「議員定数を改正する際は、市政の現状と課題及び他市等の状況、並びに議会が果たす役割を考慮しなければならない。」と規定した。

今は、受身の議会の姿しか見えないが、議員がそして議会が、積極的な役割を果たさなければ、議会不要論がまたぞろ出てくる。

ただし、独りよがりではなく、市民とともに議会の果たす役割を議論しあって、議会のあるべき姿を決めていく必要があると考えている。

私も、これから一層の情報発信とコミュニケーションをとる努力をする。

いつまでも、受身であってはいけない。住民の最も大切な権利の上に成り立っているということを肝に銘じたい。

0 件のコメント: