2008年1月25日金曜日

気仙沼市議会との交流会開催


 1月21日に恒例の気仙沼市議会との交流会が開催された。今回は、陸前高田市が当番市であり、交流会の講師設定から、意見交換会の運営までを本市議会が担当した。議員生活も9年目となり、旧知の議員さんも多くなり本音の意見交換も多くできるようになった。このような交流会をとおして、隣接の市と交流を深めていくことが、この地域の振興に繋がるものだと思っているし、この関係をより深め地域の発展につなげなければならない時期にきているとも感じています。


 この日の交流会は「世界、日本、そして三陸(気仙)の漁業の過去・現在・未来」と題して、前水産総合研究センター理事の小松正之氏が講師であった。小松さんは、水産庁の課長を歴任しまた様々な漁業交渉へも出席し相手国から恐れられている人物である。マグロなどの遠洋で取れる魚の関係などで気仙沼市へもよく訪れている人物である。そして、陸前高田市の出身者でもある。出身は、陸前高田市広田町であり、漁業とは切っても切れない地域で生まれ育った人である。


 話の内容は、海沿いの町は漁業の振興なくして発展は無いとの考え方から、どうしたらこの地域や沿岸漁業で生計が成り立つかなどを詳しく、そして資料を基に話してくれた。本当に、考えさせるとともに、やるべきことが明確なことがわかった講義であった。


 今、自分たちがやるべきことは江戸時代や明治以降に作られた制度を見直し、現在の技術や資源に見合ったものに変えることであり、そのための制度変更を漁業者とともに共有し、理解をして制度変更へ動き出すことだと感じた。大変有意義な話であった。

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