2010年4月7日水曜日

先を見通す力

 行政運営には、先を見通す、または、先を読む力が必要だと感じた朝になった。
 
 今朝は、小中学校の新年度の初の登校日だった。
 新しい県道が整備され、開通してから初めての登校日であることから、駐在所、交通指導員、交通安全協会、小中学校の先生とPTAが、新たに出来た交差点で、街頭指導を行った。

 これまでと全く異なった交通状況がそこには有った。通学路にもなっている道に新たな交差点が出来たこと。道路の新設により、交通状況が変わったこと。通勤時間帯と重なって、通行する車の量が多く、通学する子供達が、なかなか横断することが出来なかった。

 信号機はもとより、横断歩道もない。・・・(横断歩道は、警察署へ要望中です。)
 長い年月と多大な工事費を費やして完成し、利便性は向上しました。しかし、一方には、交通弱者である子供達のことが取り残されたのではないかと感じています。

 様々な角度から、色々な要素を取り込んで、完成時のことを考える。どのような変化があるのか。どんな利用形態になるのか。等々、先を見越した、様々な対応が必要であると実感させられた朝であった。

 小さなことかもしれないが、行政マンには、先を読む力、予測する力が求められると改めて感じ、条例・規則だけの中でモノを考えるのではなく、将来起こるべきことをも考えながら仕事をして欲しいと思う。


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2010年4月5日月曜日

日曜の入学式

昨日の日曜に、地元の中学校の入学式があった。20名の新入生が、大きくて真新しい制服に身を包んで緊張した顔で式に望んでいた。

この子達が、3年間でどんな経験をし、どのように成長していくのか楽しみである。

ただ、本市では中学校の再編を中心とした学校規模適正化が議論されている。この子達のためにも、早い時期の結論が必要と感じている。その議論の中心は、「子供達」であることを忘れずに、様々な角度からの議論が必要と考える。

今年の、陸前高田市内の中学校はほとんどが日曜の入学式であった。中には、午後から行ったところもあったようである。
親の職業や、社会環境が変わったのであると思うが、なかなか不思議な日程ではあると感じた。



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2010年4月3日土曜日

スキルの継承

 今朝、ツイッターでも呟いたけど、スキルの継承がされていないと感じています。
 外から見ることが出来るせいかどうかはわかりませんが、今の役所は何をなすべきかがわからなくなっているのではないかと感じています。小泉内閣での偽りの三位一体改革。地方財政の締め付け。それに伴って、一番手っ取り早い経費削減方法である人員の削減に走ったところがあるように見える。最初に、人員削減に手をつけるのは、経営者として無能であるといわれている。役所は、無能の集団なのだろうか。いや、答えはNOである。個々には優秀な職員であり、集団である。ただ、リーダーが明確な方針を出さないので、組織として力を発揮することが出来ないでいる。
 そんな中、急激な人員削減を進めた期間と団塊の世代が退職する時期が重なった。個々の職員がルーティンワークに追われたため、様々な経験や技術が継承されないでしまった。目の前のことを処理するのに汲々となっているので、スキルを継承する余裕がなかったのである。
 先日、複数の幹部職員にスキルの継承について話をしたら、確かに福田が感じていることは私達も感じているとの事だった。では、何故出来なかったのかは、全体を通して行政がどうあるべきかを示されないでいるからだと感じている。
 昨年から、予算はミニバブル状態である。役所は、その予算を上手に消化できないでいる。これも、スキルの継承がなされていないことにその一因がある。
 政治家は、目も前に選挙がある。だから、それを第一義に考えるが、本当の意味で、組織のリーダーは何をすべきなのかを考えないといけないのではないかと考える。政治家のひとりとして自分にも言い聞かせねばならない。
 ただ、この間のスキルの継承ができなかった事は取り返しがつかないのだが、これから、スキルの継承をはかる機会はまだ残されている。このチャンスを逸することなく組織を預かるものは、キチンとこのことにも正面からぶつかって欲しい。
 そして、今地方の市役所が何をなさなければならないかを、皆で議論する機会を持つことも急務であり、スキルの継承の一つの手段であると考える。


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