2008年11月20日木曜日

え、横浜市陸前高田区

 「横浜ナンバーの車に乗りたい。」とのたった一人の言葉から始まった。
 「利喜、面白いだろう。大船渡だ。高田だって小さなことしかできないのか。もっと大胆な発想ができないのか。」との友人の言葉が、様々な可能性を秘めていることを気づかせてくれた。
 横浜市陸前高田区・・・・・実現できるまでは様々なものを乗り越えなければ実現できないと思う。
 しかし、言い古された言葉かもしれないが都市と地方との交流の発展形として、様々なことが考えられないだろうか。日本でも人口からいったらもっとも小さい部類に入る本市と、日本一の人口を持つ横浜市、それは2万5千人と360万人、144倍の人口規模の差があるが、陸前高田が提供できるものは多々あると思う、横浜市が行えることも多々あると思う。実現するかしないかではなく、そこから何を見つけ出せるかだと思う。ドンキホーテでもいいではないか。かの、坂本竜馬もその奔放な発想から、日本の歴史を変えた。
 最初からできない、無理では何も進まない。突拍子もないことかもしれないが、何かできないかを考えることから地域づくりはスタートするのではないだろうか。こんな時代だからこそ、人が考えないことを大胆に言葉にしようと思う。様々な反応が返ってくることが自分にとって、大きなヒントとなると思う。
 もっと頭をやわらかく、発想を柔軟にしてまちづくりに取り組みたいと知らされた一言である。
 今朝は、初雪が舞った。季節が大きく進んだ瞬間である。自分も、歩み始めよう。

2008年11月19日水曜日

法定協議会設置請求期間が終わった

 昨日、今日と新聞報道に陸前高田市という文字を見つけた。臨時議会で否決された大船渡市との法定協議会の設置を求める直接請求による、住民投票の請求期限が終わったとのものであった。
 その中で、請求代表者の方々は市を二分するような形はとりたくないとの話をされていた。請求代表者の方々の心遣いに感謝するとともに、彼らの真意が本当に理解されていただろうかとも思う。
 このままで本当にいいのかという素直な心と、就職期を迎える親の気持ちや、若者の気持ちを本当に理解しているのだろうかともあわせて感じている。
 市内の方々や、議員の中にも子どもたちは都会で就職しているし、帰ってくる予定もないことから、このまま静かな生活が自分の代だけ続けられればと思っていると話されている人たちもいることは、様々な活動を通して判っていました。
 しかし、生活は連続であり、地域もまた連続の繰り返しで成り立っていると思う。だからこそ、次の世代につなぐ工夫と努力が必要なのではないだろうか。連続は、ルーティワークではない。変化が必要なのである。社会が、経済が変わるときにそのままで暮らせる人は一握りに過ぎないと思う。この地域が継続するための努力が必要なのであり、工夫が必要なのである。
 法定協議会の設置を求める直接請求は、即合併を求めるものではなく、この地域を維持継続しようとすると、小さな塊で検討するだけでは解決しない。そのために広い視野を持って検討をすることが必要不可欠であるとの本筋を求めただけであると私は理解している。
 ただ、まちづくりの手法をひとつでも多くしようという市民の求めを、政局につなげた感がなかったか。法定協議会の性格を間違った考えを説明している一部の人間がいると公の場で話し、公の場で「法定協議会は合併の是非から議論する場」と中里市長から訂正されても、自説を展開する方々もみられた。 せっかくの、市民も参画して陸前高田市の将来を検討する機会を逃したように改めて感じる。今後の陸前高田に、明日の陸前高田に責任を持てる議員活動をしなければならないと思う。

2008年11月13日木曜日

岩手沿岸南部広域環境組合議会


 平成19年度の決算を審査する議会が11日に開催された。平成19年度は本格的に事務局体制が整備されたことと、業者選定に係る事業を行ったことから、あまり大きな事業予算ではなかったことと、事業開始に向けた諸準備なので淡々と議案が審議議決された。

 この日は、議会会議規則の変更が法改正により必要になったことから、議員は次の提案者として議案の説明をさせていただいた。構成する各市町議会では9月定例会で審議されたこともあり、議決いただいたところである。議員提案による条例や規則変更の最初の事例ということで、今後の先例となることから事務局にはお骨折りいただいたところである。同じ地方自治法の上で行われている議会制度だけども、各市町村によって若干の違いがあり、岩手沿岸南部広域環境組合を構成する3市2町の議会にも違いがある中での、広域議会を運営する事務局には様々な苦労をかけているが、様々な意見が百花繚乱の議会と広域組合を運営される力量には感心させられている。

 今後とも、この地域の環境問題(ごみ)の適切な運営に尽力いただけることを期待したいし、我々議員も真摯に取り組んでゆきたい。

市勢功労者表彰




 平成20年の市勢功労者表彰が、キャピタルホテル1000を会場に行われた。自治功労や産業振興、治安功労など永年にわたって陸前高田市の市勢発展に多大な功績があった方々に対しての表彰である。


 盛業を持ちながら、様々な業務に携わって頂いた功績には心から感謝いたします。表彰の陰には更に多くの方々のご努力とご尽力があったことと思い、市民の多くの方々感謝いたします。


 市政に直接携わるものの一人として、心新たにする良い機会でした。当面単独市を選択した本市について、市民生活の向上に向け、また一から努力したいと思います。




写真上:表彰式


写真下:祝辞を述べる菅原一敏県議会議員

2008年10月31日金曜日

法定協設置についての臨時議会終わる

 一週間の会期で行われていた、「大船渡市との法定協議会設置を求める」直接請求に関する市議会臨時会が27日閉会した。
 27日は、請求代表者2名が請求理由の意見陳述を述べた後、特別委員会に舞台を移し、法定協の規約や市長の考え方などを質疑した後、本会議を再開し討論、表決となった。結果は、記名投票により賛成9、反対10となり、法定協議会の設置は見送ることとなった。
 審議やこれまでの活動を通し、私はまちづくりに対し広く門戸を開き協議すべきとの考えをもって、市民の皆さんとも幾度となく議論を交わしてきました。結果は、市長が当面は単独市との考えを示し、それに賛同する方々が多かったということですが、議会でのやりとりからも、広域で解決しなけっればならない行政課題や、隣接市町と協調して行わなければならないものも多く見つかったと感じています。
 今後、この地域を維持するためにも、様々な議論の場を確保することが必要だと改めて痛感した議会となりました。
 結果は結果として、真摯に受け止め、陸前高田市とこの地域の維持発展のための手法を探って行きたいと思っています。

県下市議会議員研修会




 昨日、盛岡市を会場に県下13市の市議会議員が一堂に会する研修会が会った。講師は、マラソン銀メダリストの君原健二氏と、平泉町の高橋町長でした。


 君原氏からは、ゴールは無限と題した講演をいただき、スポーツと人生について、実績と現在の活動を通してのトップアスリートの生の考えを聞くことができた。これまで走られた距離は14万キロメートルと地球を4周回った計算意なるそうだ。人間の二本足だけでの記録である。その記録だけでなく、言葉にも重みを感じたところです。


 また、人柄もうかがえた講演会となりました。


 平泉町長さんからは、今年残念にも登録延期となった世界遺産への登録についての経過報告と今後の活動について話をうかがうことができた。文化や宗教が違う中、苦労されたのではないかとお話から感じたところです。ただ、今後2年後の登録へ向けた具体的な活動予定が示され、平泉文化を再確認したところです。


 県内各地の、窮地の議員さんたちと意見交換をすることができたのも大きな成果です。

のびゆく三陸・リアスハイウェイ八戸大会







 10月22日、八戸市において三陸縦貫自動車道、三陸北道路などの整備促進を願い大会が行われた。行政と民間と一緒になって行われる大会である。



 気仙沼市、陸前高田市、大船渡市、釜石市、宮古市、久慈市、八戸市の三陸沿岸の7市で構成する三陸沿岸都市協の事業のひとつでもある。



 三陸地域が南から北まで、一緒になって地域の発展を目指そうとする協議会である。その事業の一環が、「命を守る道路」であり、三陸沿岸の命脈ともいえる三陸への高速交通体系の整備を共通課題として求めていることである。この日、新たに釜石の野田市長さんから、三陸道は「命を守る道であるが、希望を運ぶ道でもある。」との力強い言葉が話された。本当に命と希望を運ぶ道にしていきたいものである。



 この日は、議会の三陸自動車同等整備促進特別委員会の事業として参加してきた。多くの人たちに支えられた事業であると痛感している。陸前高田は、高田道路の工事が進んでいるが、仙台から八戸までの区間を考えると50%にも満たない整備である。一日も早い急行を今後も望み活動を続けたい。

2008年10月18日土曜日

明日は、第20回目となる全国太鼓フェスティバル



 いよいよ、平成元年から開催されてきた全国太鼓フェスティバルが20回を数えることとなりました。

 会場の準備も整い、メイン会場となる市民体育館では出演団体の幟も設置され本番ムードとなりました。

 会場周辺の幟や看板の設置を担当するのが、私もメンバーの宣伝設営部です。今朝は、8時から作業を行い、さっき完了したところです。これから、前夜祭行事となります。

 明日は、カメラ班で体育館の中でステージ撮影を担当します。天気がいいみたいなので、行楽にお出かけの方も多いと思いますが、まだ席に余裕がありますので、是非、陸前高田の全国太鼓フェスティバルにお越しください。

 午前9時開場、午前10から開演です。全国で数ある太鼓フェスティバルですが、陸前高田の太鼓フェスティバルはその頂点だと自負しています。
 幟の写真1枚目は、裏焼きではありません。風の向きで裏返ってます。
 たくさんの皆さんの、ご来場を心からお待ちいたします。

2008年10月9日木曜日

ご指摘ありがとうございました



 先ほど、家に立ち寄ったら郵便が届いていました。先日開催された小友八幡神社の式年大祭のことが書かれていました。大変良い天気に恵まれ、良いお祭でしたがと書きだしが始まり・・・・そして、私の呼び出しが、小友町の方々に大変な耳障りをさせてしまったことを指定して頂きました。

 神輿を担ぐ人たちを行列の呼び出しの際に、「陸尺会・・・ろくしゃくかい」を、「りくしゃくかい」と私が呼んでしまったことを指摘して頂いたところです。

 神社やお寺さんの用語には、専門の読み方があり、もとより浅学菲才な私にとっては難解なものでした。(今回は、言葉の派生まで勉強させて頂きました。)

 当日も指摘して頂きましたし、今回も指摘して頂き本当にありがとうございました。これからも判らないことだらけですのでご指導いただければ幸いです。

 様々な分野に同じことが言えると思います。今回の件を肝に銘じ日々研鑽したいと思います。

2つの神社で式年大祭開催される






 10月4日と5日の両日、私が住んでいる地域のお祭があった。陸前高田市や気仙地域での大祭は、式年大祭といわれ5年祭といって4年に一度行われるものが多い。


 今回は、村社である小友八幡神社の式年大祭と、地域の神社である熊野神社の式年大祭(こちらは10年に一度)が重なり2日間の開催でした。


 各町内会ごとに、お盆過ぎから練習を重ねこの日となり、天候にも恵まれ、手踊りや郷土芸能が披露された。


 伝統が引き継がれる重要な地域行事であるとともに、地域コミュニティを形成する大切なイベントでもあると再認識したところである。


 私も、八幡神社の大祭は進行担当として携わった。2日目は、行列と地域の町内会の郷土芸能に舞い手として参加した。

2008年10月6日月曜日

岩手沿岸南部広域環境組合視察




 10月1日から3日までの日程で、岩手沿岸南部広域環境組合議会の視察が行われた。今期は、可燃ごみの中継施設と長期的包括契約の視察を行ったところである。

 可燃ごみの中継施設は、北海道滝川市の施設を訪れ、担当者からの説明と実際の施設運用を見てきた。可燃ごみの中間施設であるクリーンセンターを平成23年から運営するに当たり、構成する市や環境組合のうち、陸前高田市と大船渡地区環境衛生組合が中継施設を持つことになる。特に、本市にとっては現在のごみ焼却場を改修し、中間施設を考えているみたいだが、根本から見直しを行ったほうが、長期的に考えると市民の利便性、施設の運用、コスト的にもメリットが大きいように感じたところです。

2008年9月29日月曜日

沿岸南部クリーンセンター建設事業他視察




 9月29日に、市議会市政調査会事業の一環として、釜石市に今年度から建設が始まる岩手沿岸南部クリーンセンターの建設事業の概要説明と、建設予定地を見学してきました。

 クリーンセンター事業については、沿岸南部広域環境組合の議会に携わっている関係から、これまでも様々な説明を受け、事業の進捗の節目節目で議会としての判断に加わってきたことから概ね把握していたものを再度確認したことになった。

 また、遠野・釜石間の最大の難所を解消した仙人道路を見学し、その後、本年度から本格的な工事に取り掛かった「津付ダム」と「津付道路」について、現地で県の担当者から説明を受けてきたところです。

 それぞれの事業も多額の費用が見込まれる事業であり、住民の生活に直結する事業であることから、早期の事業完了とともにその運用に当たって、議会としてどのようにあるべきかをも再認識したところです。

 写真1:沿岸南部環境組合事務局から概要の説明を受ける。

 写真2:釜石観音近くのクリーンセンター建設予定地を見学。測量調査が行われていました。

 写真3:住田町の津付ダム建設現場で、県の担当者より説明を受ける。

2008年9月27日土曜日

秋の全国交通安全運動






 秋の全国交通安全運動が行われている。25日の朝は、子どもたちの登校時間に合わせ街頭指導と、黄色い羽根の配布運動を行った。毎年、春と秋の恒例行事であるが、地域の人たちの協力には感謝・感謝である。

 交通安全協会の事務局として参加し、町内6箇所で黄色い羽根を配布する作業の下支えをさせて頂いた。この町内は、各年代の人たちが積極的に交通安全に取り組んでくれる。この朝も、安全協会の役員、理事、飲酒運転追放委員、シルバー部会、女性ドライバー部会幹事、交通安全母の会に、小学校の児童会、中学校の生徒会と大変多くの方々に協力を頂いたところです。

 今日は、午前中にシルバー体験交通安全教室を開催し、年配の方々に集まって頂き、飲酒運転疑似体験や総合判定などに参加していただきました。

 交通安全は人の気持ちから始まるものだが、施設面の整備も合わせてやらなければならないものであるが、ここ数年は行政、交通安全協会とも財政難にあえいでいる、本当に必要なところに予算を配分することが大切であり、住民へ頼ってばかりいられないことを、議会で行政当局とともに考えてみようと思う。

2008年9月24日水曜日

お彼岸



 秋の彼岸も中日を過ぎました。昨日までは、天気が悪くてなかなか写真を取れませんでしたが、今日やっと庭に咲く彼岸花を撮影しました。

 お彼岸だなと感じさせられる風景です。うちでは、ツツジと山茶花、百日紅の木の下に咲いています。直射日光が柔やげられるので、少し長持ちするみたいです。

 気持ちを少し落ち着けることができたひと時でした。



  写真の出来栄えには満足できませんので、再チャレンジしたいと思います。

 明日は、9月定例会の最終日です。色々な事がありすぎました。自分でも反省をしなければなりません。議会の運営に携わるものとして、もっともっと勉強しなくてはと思いました。
 ただいま、websiteをリニューアル作業中です。約3分の1作業が進みました。楽しみにお待ちください。その間は、更新が止まっています。ゴメンナサイ。

2008年9月20日土曜日

高田道路一部供用まで急ピッチ




 三陸縦貫道等整備促進特別委員会の調査事業として、建設工事が進む三陸縦貫自動車道高田道路の建設工事現場を視察した。

 大船渡碁石海岸インターから高田インターまでの7500メートルが高田道路となり、今回の一部供用区間は、国道45号の難所のひとつである陸前高田市と大船渡市を隔てる通岡峠をを含む3400メートル区間です。難所部分の峠は1200メートルのトンネルが貫きます。平成20年度中に一部供用が開始される高田道路は、地域民期待の道路です。かつては、道路公団の直轄事業として通岡有料道路として整備された部分です。(道路公団の人で、転校してきた同級生がいたっけ。その友達と小学生のとき有料道路を確か20円払って、自転車で通った思い出も。)

 人・モノの交流がより便利になると期待されています。県立大船渡病院への救急患者の搬送も、より短時間で行えるようになり、救える命も増えると期待されます。

 現在は、国道45号との取り付け部分の工事が急ピッチで進められています。

 現場では、国土交通省三陸国道工事事務所の鈴木工務課長、大船渡監督官室の石曾根建設監督官から説明を受けたところです。

 工事の支障となっていた部分の用地も解決し、今年度中の供用開始に向け、国交省、工事を請け負っている業者ともに一層の努力をしているとのことでした。切り替えの際には一部交通に支障があるかもしれないが、極力利用者に迷惑をかけない工法を用いる予定であるとの説明もなされた。

 また、高田インターまでの区間についても、本年度から用地買収と一部区間の工事が行われる予定となっているとの説明もあった。

 地域の発展に期待のかかる三陸縦貫自動車道の早期全線開通に向け、議会もさらに努力します。

2008年9月14日日曜日

今夜は十五夜



 雲が切れ、十五夜の月がきれいに見えてます。

 我が家でも、萩とすすき、お団子に変わってお餅と果物。そして、お神酒を縁側に上げています。毎年の恒例行事ですが、いいものですね。

 このまま、暫くいい天気が続いてほしいな。

 今年の秋は、秋の長雨続きです。早く、秋晴れが続くことを願ってます。

敬老会




 今日は地域の敬老会にお招きに与りました。元気な諸先輩に圧倒され、敬老会ではなく、皆さんからパワーを頂いた一日となりました。

 小学校の体育館を会場として、地区コミュニティ協議会の主催、女性会の担当で開催され、150名ほどの75歳以上の方々が出席でした。

 2時間ほどの時間でしたが、88歳米寿の方へのお祝い品の贈呈や、旧交温まる和気藹々の宴、そしてひい孫たちの権現舞と楽しいひと時でした。

 地域と一体となった保育活動を目指している市立小友保育所は、地域に伝わる文化の伝承に取り組んでいます。その一環が、子ども権現舞です。小学校では、剣舞、中学校では、剣舞と虎舞の伝承活動を行っています。地域に根ざした教育が行われていると感じているところです。

 また、小学校一年生の劇は、出演者が一人ひとりが「どこそこの孫の○○」と名のってからの演技楽しいものでした。


 政治的には、後期高齢者と呼ばれる人たちとなりますが、後期高齢者医療制度をはじめ抜本的な改革が必要と感じているところです。

 

2008年9月12日金曜日

いよいよ、決算審査


 昨日で一般質問も終わり、今日から実質的な決算審査に入ります。今日は、条例案と、補正予算の審査の後、一般会計決算について説明が予定されています。

 毎回のことですが、決算審査を前に事前勉強会です。

 今回は、新志会さんと合同での勉強会です。新星会単独で行ってきた勉強会とは少し様相が違います。さすがに、人数が増えると、疑問点も多くなります。勉強の成果をどう生かすか、みんなでアドバイスをしています。

 しかし、今回の補正予算もですが義務的なものだけで、政策的なものが少ないため、せっかくのPDCAサイクルのチェック、そして来年度予算に向けてのアクションのサイクルがうまく機能しないように感じています。
 財務体質の改善、プライオリティの改善策と、福祉ばら撒きだけでは明日見えなくなりそうです。将来に向けた投資も必要な時期であると考えています。市民生活向上のためにも、積極的な議論を行いたいと思います。

2008年9月11日木曜日

津波注意報



 市議会へ出席しようと車を走らせて、後2~3分で市役所につくというときに、車のラジオから津波注意報が速報された。程なくして、防災無線が鳴り津波注意報が発令されたので、消防団は出動し、海岸線の水門・扉門を閉めるようの指示が出された。

 久しぶりの注意報だ。議会へ連絡し開会時間をどうするかを尋ねたら、事務局まで来て、議長と打ち合わせをしてほしいとの事で、議会事務局に登庁。すぐさま、議長と話し防災を優先することにし、午後1時の開会と開会時間を遅らせることにした。

 すぐに、とんぼ返りで管轄する海岸線へ、先発隊が水門と扉門7箇所を閉鎖し警戒に当たっていた。

 警戒をしていたら、テレビ局の取材が来た。一言二言取材に応じた。一緒にいた団員が取材されているのをパチリ。津波防災の防潮堤から、警戒に当たっているうちの消防車両も1枚と。

 1時間半の警戒で、何事もなく津波注意報も解除。これまでなら半日は覚悟した注意報だったが、今回は速く解除された。時間を費やしたが、津波が来なくてほっと胸をなでおろした。津波常襲地帯だけに、人一倍敏感になる。消防団や地域住民の対応も迅速だ。

 今日のような平日の日中だと団員が地元に残っている人数が少ないので、消防団OBをはじめ地域の人たちの協力が何者にも代えがたい。本当にありがたいことだ。たまたま、他の取材できていたテレビ局の人も、迅速な対応には驚いていたようだ。

 地域防災は、地域の人たちの手によって大きな部分が担われていることを、改めて感じたところである。

2008年9月10日水曜日

一般質問です

 今日、3人目として一般質問に登壇します。
 中里市長と、市政運営の根幹について議論します。
 市の行き先とその根拠、自立を目指すとすればその根拠となる財源などについて、考え方とプランについて自分お考えを表しながら、議論を深める予定です。

  一般質問は、誰でも傍聴できます。
  市役所の議会事務局までおいでください。
  11時半からになるか。午後1時からになるか微妙な所です。

2008年9月8日月曜日

一般質問を行います

 明日から、陸前高田市議会定例会の一般質問が行われます。
 今期定例会は、11名の議員が登壇し質問を行う予定です。
 私も、質問します。
 質問内容は、
  ○市町村合併とまちづくりについて
  ○行財政改革について
             です。
 私の登壇予定は、
  9月10日の午後1時からとなる予定です。

 是非、傍聴にお越しください。

先人の技を広める「左官」展



 私の地元にある気仙大工左官伝承館で、左官に関するイベントが行われた。会場には土壁の体験コーナーや、左官さんが実際に使っていたコテが展示されていました。普段は、展示資料館にあるものの他、より多くの道具が手を取れるように伝承館の座敷を特設展示コーナーとして並べられていました。

 また、地域の先人が建てた土蔵の写真展も開かれていた。決して派手さはないが、技術の高さを感じられるものばかりでした。

 開催・運営に当たっては地元の皆さんの手作りであることに地域のパワーを感じたところです。

9月定例議会始まる

 先週の金曜日から9月定例議会が始まった。初日は、会期決定から揺れた。議会運営委員長として、議会運営委員会に諮り、9月5日から25日までの21日間としたいと報告し、議長がこれを諮ったところ、異議が出された。そして、この取り扱いに関しても休憩動議が出されたりと、最初から波乱含みでの幕開けだった。
 議会の制度や決まりを再認識しなければならないと感じたところでした。
 また、その後開かれた全員協議会では、議会活動議員活動とが混同されて議論されていた。私たちが「陸前高田市をせんたくする議員の会」を組織して、市内各地で行った議員としての行動に対し、様々な意見が出されたが、議員個々が様々な考え方と、色々な手段を用いて行う議員活動をどう捉えるかとの話になるわけだが、議員は自分の考えを広く有権者に対し広めることと、様々な有権者から多くの考えを聞くことが大切なことであり、様々な課題に対し判断するときの材料になるものと私は思っている。
 議員が名誉職であるかどうか、チェック機関だけなのか、地方自治制度の変革と共に議会の役割、議員の役割が変わってきている。
 陸前高田市民にとって、どんな影響があるのか、市民生活の向上のためにはどうしたらよりベターなのかを常に考えながら議員活動を行ってゆきたいと再認識した日でした。

2008年9月6日土曜日

平成20年全国太鼓フェスティバル入場券発売開始




 いよいよ、今年で20回目の節目を迎える全国太鼓フェスティバルの入場券が発売になります。

 これまで、様々な思い出と歴史が織り成してきた陸前高田市の手作りイベントが20回の節目、成人式を迎えます。

 太鼓の甲子園と命名され、「命は鼓動から始まる」の副題の下行われる、全国に誇れる太鼓の祭典です。

 明日、9月7日に入場券が発売されます。発売は、陸前高田市の道の駅「タピック45」と気仙沼市の「ジャスコ気仙沼店」で発売されます。

 多くの人が、今年も見に来てくれたらと思っています。

 私も、スタッフの一人ですが、明日は消防団の水防演習と重なったため残念ながら欠席ですが、このブログで宣伝しようと思います。

2008年9月4日木曜日

市民の皆さんと一緒に考える会


 8月18日から、市内11地区で「市民の皆さんと一緒に考える会」を開催している。夕べの会場で10箇所を歩いた。今日が最終日となる。

 市民有志から「合併特例法に基づく、法定協議会の設置を求める直接請求」が出され、議会に付議されることとなった問題に対し市民の関心が高いことなどからもあって、議員有志に声を掛けて「陸前高田市をせんたくする会」を発足させ行っているものである。

 合併に関しては、昨年の8月から、岩手県の合併推進審議会長である岩手県立大学の斉藤教授を訪ね、ご教授いただいてきたところである。そんな中から、今回の会ができたわけだが、市内全域を回って、様々なことが見えてきた。

 特に、合併問題に関しては、大方の人が「わからない。判断する材料が乏しい。」、「もっと、情報提供を」との声が多かったことなど。私たちが、これからどのように情報を発信すべきか。どのような活動が不足していたかなどが肌身で感じられた。

 この会の、言いだしっぺであることから、代表幹事をおおせつかったが、今後は、この会をいかに実のあるもの。市民と議会との架け橋として如何に大きなものにするかを考えながら、今後も行動していきたいと思う。

 なかなか、手厳しいお言葉もたくさん頂戴したことを肝に銘じたい。

全国自治体政策研究交流会議・第22回自治体学会岩手・盛岡大会





 8月21日・22日の両日、盛岡市のマリオスとアイーナを会場に、全国の自治体関係者、研究者、議員などが終結し、自治体の現状と今後を語り合った。

 地方分権、自治体合併が進む中でどのようなまちづくりを行うべきか。特色あるまちづくりを行っている事例発表などが行われた。

 私は、岩手地元スタッフとして準備と運営にたずさわり、様々な経験と新たな人脈が生まれた。このような研修会に参加して思うことは、研修会もすばらしいが様々な人との出会いがまた素晴らしいということである。

 二日目の自治体学会総会では議長という大役もおおせつかり、無事進行できたこと、突然ではあったが、自治体学会に地方議員の研究会を立ち上げてはとの積極的な提案があったことなど、有意義な総会ともなった。

 市議会の仲間に声を掛けたところ、8名の仲間が参加してくれた。みんなそれぞれに、得たものがあったといってくれたことがうれしく思っている。

 

2008年7月13日日曜日

合併を特定課題とした市政懇談会



 今朝は6時から水田水利組合の共同作業があった。これからの時期にカメムシの発生予防のための共同作業であり地域総出での草刈作業です。地域の原点を見るような気がします。


 さて、11日に最後の地区での市政懇談会が終了した。今朝の地元紙にもその様子が掲載されていた。さまざまな地域で、さまざまな考えがあるように受け止めている。私も、2つの地域の市政懇談間に出席した。合併の是非論だけが突出したようにも感じられたが、今のままで行くとどのような町になるのかが見えない説明会であったように感じている。

 合併のメリットデメリットは一般論だけであり、具体的なまちづくりに即したメリット・デメリットが提示されず、判断に資するようなものがないのが残念であった。


 私は、これまでも議会において合併はすべての行政課題を解決することができる魔法の杖ではないが、まちづくりの手段として手法として検討を行うべきと主張してきている。具体的な検討をして今のままがメリットが多いと判断したら今のままを選択すべきだし、合併によるまちづくりが将来によい点が多ければ具体的な行動に出るべきであると考えている。まちの現状、政策の方向を洗いなおしてみる時期であると思う。

 

 早稲田大学大学院の北川先生の言葉を借りて締めくくりたい。

  いまこそ、地域視点・住民視点で陸前高田をせんたく(洗濯・選択)すべきときである。
写真は、小友地区での市政懇談会の様子である。