2010年11月30日火曜日

在京陸前高田人会「ふるさとの集い」

28日に日曜日に、東京都港区にあるグランドプリンスホテル新高輪「飛天」で開催されたふるさとの集いに参加した。
議員としての出張は、昨年だったので、今年は自費参加である。

在京人会の方々からお誘いを受けての参加だった。

公務での出張でも感じたことだが、在京の方々の集いではあるが、ふるさとからの参加者がもたらす情報、そして在京の方々からもたらされる情報はとても価値のあるものだと感じている。

現に、今年も沢山の方々から様々なお話を聴くことができた。本当に宝の山である。私達は、この宝の山をいかに開発していくかが大きな課題であると思う。まさに、陸前高田市にとっての都市鉱山であると。

さて、今年は千昌夫さんが参加してくれた。ゲストとしての参加だったが、本当に楽しいひと時を提供してくれた。郷土が誇るエンターティナーである。そのためか、例年より参加者が多かったようである。450人近い参加者だったと今日、観光課で聞かされた。

でも、例年250名以上の参加者で20年以上も続いているこのような集いは無いと聞いている。人口3万人にもみたない地方都市の集いである。驚異的だと思う。それよりも、郷土を思う人が多い町である証拠だと思う。それに応えるようなまちづくりをするのが我々の使命だと再認識したところである。

在京の皆さん、本当にありがとうございました。

2010年11月11日木曜日

議会報告会終了

議会基本条例に基づく本年2回目となった議会報告会が終了した。
大変有意義な時間であり、機会であった。

参加された市民の皆さんに心から御礼申し上げます。
企画を担当した議会活性化調査特別委員会委員長としても嬉しい限りです。

参加した皆さんとの意見交換では、細かな市政に対する要望ではなく、全市的な施策に対する要望が出されるなど、市民の皆さんのほうが市政全般について考えているとの感想を持った次第です。

議員の中には、できるだけ早く切り上げたいとの考えを持っているように感じられる方もいたのではないかと少しだけ感じました。

市民の皆さんからは、標題を報告会ではなく、語る会や意見交換会にしたほうがもっと集まるのではないか。もっと参加者を多くする工夫をすべきとのご意見も頂きました。今後の課題として取り組みたいと思います。

議会としての活動と議員としての活動を区別することにもう少し工夫をしても良かったかなと反省しているところです。

今後も、より身近で、より市民の暮らしがよくなる市政を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。

簡単ですが、御礼といたします。

想像力

塩野七生先生の本をはじめて手にした。前々から気にはなっていたのだが、敷居が高かった。
そんな時見つけたのが文春新書の「日本人へ リーダー編」である。
読み進めて行く中で様々な感動にぶつかる。


想像力についてという項目に、自分ならばどうするだろうと、相手の人になって考えてみる。想像力の勝負になる。ニーズという言葉があるが、ニーズは一つではない。それに応えようとすると様々な矛盾を生じる。ニーズの大洪水に見舞われ、優先順位すらわからなくなっているのではないか。それが、今の政治ではないかとも書かれていた。

  ・・・・・・・・私の勝手な感じ方かもしれないが、陸前高田市政もそこに陥っているように思える。

だからこそ、想像力が大切である。

先生の一文を紹介しよう。
 想像力が動き出すのは、疑問をいだいたときからだ。疑問をいだくのは、壁に突き当たったからからである。秀才とは学業成績の良い人のことだから、これまでに壁に突き当たったことも少なく、当然ながらその疑問を解決しようとしたあげくに、想像力に訴えるしかないと思い当たるまでの苦痛も、さして経験したことはないにちがいない。
 想像力も筋肉に似て、訓練をかさねていないと劣化してしまう。だからであろうか、学校秀才には想像力にかける人が少なくない。
 「いかなる分野でも共通して必要とされる重要な能力が、一つある。それは想像力だ。」
 とは私の言ではなく、500年昔にマキャヴェッリが遺した言葉である。「自分ならばどう考えるであろうか」を、あらゆることのスタート・ラインにしてみてはどうであろうか。
     文春新書 塩野七生著「日本人へ リーダー編」P97より抜粋

いま、これからの10年の陸前高田市を考える時、この言葉の重要性を改めて認識したところである。

2010年11月3日水曜日

議会報告会

先に、伝えることの難しさを書いてしまったが、議会基本条例に基づく議会報告会を開催している。
前回の反省点をもとに、報告内容、資料の作成など改善しながらの開催である。

議会報告会には、議員によって様々な考え方がある。あって当然だとも思う。

5月に第1回の議会報告会を行ったから必要が無いとの意見も多かったが、議員各位の協力により開催できたことに感謝している。

今回は、議会活性化調査特別委員長として、資料作成から開催についての説明資料の作成まで全般について携わっているが、もっとすべきことがあった。あるのではとも感じている。

普段接している市民の皆さんとはまた異なった方々とも触れ合うことが出来るのが本当に有意義だと感じている。

議会へ、そして議員へ様々な意見があることも感じられている。ありがたい。

特に、終わってから本音で語られることもある。

議会だよりについてや、「4年間一度も一般質問をしない議員も見受けるが」など、素朴な疑問から議員の活動まで様々だ。

今後も、このような機会を増やすとともに、市民にもっと関心を持ってもらえる議会にしてゆきたい。

5月に比べて1割から2割近く参加者が増えている。ありがたいことである。

説明の難しさ

議会基本条例に基づく議会報告会が開かれている。
市内11か所で開催する予定で、私の班は4つの会場を回る。昨日で2か所を終わった。

その中で難しいと思うのは、議員と議会についてだ。

議員個々の活動と、今行っている議会としての活動が市民の皆さんには混同されているように感じている。・・・・・・・・・・・・議員にも、区分けを理解できない人もいるのだから、当然なのかもしれないけど。

でも、理解してもらえるようにしなければればならないと感じている。

議員個々が、様々な会合や、市や様々な団体が主催する会合や大会に出席する。また、議員や会派が主催する市政報告会などもある。

それは、議会を構成している議員個々の活動であり、市民との接点である。

今、行っているのは議会基本条例に基づく合議体としての議会が行っている広報公聴活動である。
議会を構成する議員が同じように市民とふれあい、意見交換をする。個人の意見としてではなく、議会で議論されたこと決めたことを市民の皆さんにお知らせし、市民の皆さんが考えていること感じていることを、議員全員が共有しようとする場である。

この、議会としての活動を理解して頂くためには、回数とともに我々の伝える技術、相手に伝わる話し方や資料の作成のあり方が求められている。

日々、悩みながら議会改革と活性化に向けて歩んでいかなければならない。