2011年5月30日月曜日

若い力が動き出す

昨日、避難所の一つである陸前高田スポーツドームの一角にブルーシートで仕切られた簡易会議室に30人近い高田町の若者が集まった。テーマは伝統の動く七夕を今年もやるかだった。

幸いにも、津波で流されなかった山車が3台確認でき、それぞれの町内会でも話がされていたようだったが、がれきの町を引っ張るための交通許可が下りるか。安全面はどうするかなどの課題が山積している。

そこで、考え出されたのが高田小学校の校庭に集まって開催する案だった。山車の制作ができないところは吹流しだけでも、七夕ばやしの演奏だけでも良いとして、開催する案だった。

ほとんどの町内会が流されているにもかかわらず、前向きに動き出すパワーがこれからの陸前高田を再興する源であると改めて感じたところです。

私も、微力ながらお手伝いをすることとしました。

担当は資金集めかな。

皆さんご協力よろしくお願いいたします。

ホームページも作る予定です。

それまでは、次のアドレスにご連絡ください。
          fukuda@f-toshiki.com

2011年5月29日日曜日

がれき処理の考えの違い

久々の更新です。

昨日、玄葉民主党政調会長(国務大臣の立場ではなく)が陸前高田にいらっしゃった。
その際に、現場も視察をしていただいた。戸羽市長からもがれき処理についての要請が行われたが、国の考えはなかなか固いのか杓子定規なのか、動き出しが見えないような感じであった。

私と戸羽市長と二人で、木質はこの場で燃やすことが最善であり最も早い処理であると同じ考えであった。

環境省の役人も同行していたので、なんとかこの場で焼却させてくれないかといったら、野焼きはちょっと出来ないとのことだった。

このまま、5年も10年も放置しているほうが環境にどれだけ負荷をかけるか。経費がかかるか。なにより、このまちで復興しようとしている我々にとっては最大の重荷であるし、まちの再興の大きな障害だと訴えた。

このままだと、巨額の国費を投じて、まちとしてのハードが整備された時には人のいない災害過疎の町になっていると訴えたが、どこまで通じたか。

担当の一面だけを観て職務を執行するのではなく、全体を様々な角度から観て検討し施策を打ち出して欲しいと痛切に感じている。

菅総理、本当のリーダーシップを見せて欲しい。

小友浦を覆いつくした、津波によるがれき

2011年5月11日水曜日

NPO法人の申請します

5月5日に設立総会をした、NPO法人陸前高田創生ふるさと会議の法人申請書類一式が昨夜完成したので、これから申請窓口である、陸前高田市協働推進室へ提出に行ってきます。

役員の住民票も添付しなければなりませんけど、住民票と避難している場所が異なるなど普段では考えられない中での申請となりました。

一日も早い認可を待ち望みたいと思います。

でも、活動は続けます。

今日も、炊き出し受入の調整をします。

2011年5月7日土曜日

NPO陸前高田創生ふるさと会議立ち上がる

5月5日のこどもの日に、NPO法人の設立準備会と、引き続き16人のメンバーでNPO「陸前高田創生ふるさと会議」の設立総会を開催した。

多くの支援の皆さんもおいでいただき、総会終了後は東京大学の小泉先生の基調講演や発表もあり、盛りだくさんな設立総会になりました。

理事長には超有名人の八木澤商店の河野和義会長を、私が副理事長ということになりました。

さっそく、今日から入浴支援サービスが大船渡市の碁石にある民宿「海楽荘」さんのご協力によりはじまることとなりました。

また、市外からの支援の調整も行うこととしており、炊き出し支援の調整と受入も行います。

私達の活動の趣旨は次のとおりです。
○ 特定非営利法人「陸前高田創生ふるさと会議」設立の目的と趣旨


 この法人は、陸前高田市の将来像を多くの皆さんとともに考え積極的な情報発信を行い、本市を応援してくれる全国各地の皆さんと陸前高田をつなぐ役割を担うとともに、復旧・復興そして新たな陸前高田を作り出すために市民の目線で考え、種々の活動を行うことによって一日でも早い復興と継続的な陸前高田市のまちづくりを目指すものです。

 併せて、これまで、この町で普通に暮らしてきましたが、この大震災で暮らしが崩壊しました。陸前高田で生まれ、そして暮らしている自分たちだからこそ、様々な経験と強い思いがあります。だからこそ、お仕着せの復興ではなく自分たちが将来に向って胸を張って残せるまちを作りたい、まちづくりに少しでも寄与したいと考え、一人ひとりが持つ力を結集し活動をする組織として設立するものです。

賛助会員も募集しています。
皆さんのご支援をお願いします。
 
陸前高田創生ふるさと会議
 当面の連絡先
   福田利喜
    fukuda@f-toshiki.com
          090-8783-8705

2011年5月1日日曜日

陸前高田市への車の乗り入れについて

全国の皆さんにお願いが有ります。
津波被災地の陸前高田市への車の乗り入れですが、自粛して頂けませんでしょうか。
津波により、国道45号にかかる気仙大橋が落下したため、陸前高田市街地へはいるルートは国道340号と343号となります。国道45号を気仙沼方面から北上してもこのルートを使用します。

瓦礫の撤去、電気、通信の復旧工事が行われています。さらに、災害復旧のための車両も多く走っています。このため、矢作町と竹駒町において渋滞が発生しています。

この地域を通って移動しようとすると5キロ移動するのにも2時間以上かかることも有ります。

是非、陸前高田市へおいでの時は、できるだけ車の台数を減らすようご協力願います。