2011年7月6日水曜日

お人よし?民主党の国会議員

菅首相は6日の衆院予算委で、大震災の本格的復興のための第3次補正予算案には「新体制の下で対応する」との方針で民主党執行部と一致したことに関し、必ずしも退陣を前提としたものではないとの認識を示唆した(時事通信)

首相「満身創痍、刀折れ、矢尽きるまでやる」

との記事を見た時は、民主党の国会議員ってお人好しって思いました。

言葉で勝負するのが政治家だと思っています。

また、その言葉を放つ背景も言葉には含まれると思っています。みんなが考える背景や時期と、菅総理の言葉の背景と時期には大きな違いが有ると思う。

その距離は、地球といとかわが往復した距離以上のものではないだろうか。

これでは、国民は政治家を誰一人信じなくなる。

これでは、日本から政治家は信用されなくなる。民主党の国会議員は、それを織り込み済みだったのだろうか。・・・・・今となっては、松木けんこう衆議院議員の姿勢こそ評価すべきだと感じている。

菅さん、ご自分を考えるより、この国のかたち、そして政治家が必要か不必要かを含め、是非、政治家として、権力闘争だけではない政治家の姿を自問自答していただきたい。

このままでは、中央も地方も民主主義の形としての代議員制度である議員は不要と国民、市民に判断されてしまう。

政治に携わるものの一人として、最高の政治家としての範をたれて欲しいと希望するのは、小さな地方議員を目指す私一人だけだろうか。

2011年7月5日火曜日

いつから民主党ですか?との質問を頂きました。

私の活動を少しでも知っていただきたいと。ブログやツイッターをしています。
昨夜、「過酷な教育現場」にご意見をいただきました。
ありがとうございます。・・・・・・ご意見は公表しています。

そんな中、先日、ある中央紙の記者さんから質問を受けました。
その回答を電話だけだと誤解も生じることから文書で回答しました。

私の、考えを少しでも理解いただけたらと思って、公開します。皆さんのご意見、感想をお願いします。

○ いつから民主党員になったか


 正式な党員には、自由党が民主党と合併した時からです。

 政治にかかわりを持ったのは、新進党の時代からです。それまでは、共感はしていても公務員であることなどから政治には直接的なかかわりはありませんでした。

 政治スタンスとしては、小沢一郎という政治家の政治姿勢に共感してきたといっても良いと思います。

 陸前高田市は、中選挙区制時代は岩手2区で四人の衆議院議員がいました。その中のひとりが小沢一郎衆議院議員でした。

 彼が政治家になる大きなきっかけを作った一人が、私が市役所時代つかえてきた熊谷喜一郎という陸前高田市長です。私は、熊谷喜一郎という政治家、特に首長としての彼の政治姿勢に共感しており、今でも地方自治の師と考えています。

 その政治姿勢にダブルところがあり、また、地域の細かなとこまで認識している小沢一郎という政治家が、どこに政治家としての基本を置いているかを見てきたからに他なりません。

 熊谷喜一郎も、陸前高田市の将来を考え大きな計画を立てました。しかし、反対運動にあってその計画は挫折しました。しかし、今になって「あの計画が実行されていたら陸前高田市は変わっていた。計画を実行してたらな。」との声が聞かれます。

 細川政権の時に、福祉目的税を発表しました。発表の過程には、いささか疑問が無いわけではないですが、その考え方は正しかったといえます。それこそ、年金問題が発生してからは、消費税の社会保障の財源とする考え方が様々な政治家や評論家から出されていますが、いち早くその考え方を打ち出したのはだれあろう小沢一郎です。

 あの時、福祉目的税を導入していたら社会保障問題は大きく異なっていたのではと感じています。時代の先を行き過ぎているとは感じません。今しか見えない政治家と違って、将来を見越せる政治家だと私は思っています。それが小沢一郎であると。

 また、小沢一郎の考えを曲解している方々もいるように感じています。一例を挙げますと、政治主導を履き違えているのではないかと感じています。小沢一郎が言う政治主導は、国民から付託を受け、すなわち、国民に対して責任を取らなければならない政治家が責任を持って決定するということなのです。官僚を排除するのではなく、官僚を使いこなさなければならないのが政治家であるということです。国民に対して、公僕ではあるが、直接的に責任を持たない方々に大事な決定を任せてはならないということなのです。

 小沢一郎は、決して官僚が嫌いなわけではありません。ましてや、その頭脳集団として優れているということも理解しています。達増拓也岩手県知事をはじめ政治の道を一緒に歩んでいる方々も大勢居ます。

 国民に対して、政治家がきちんと責任を持って国政に当たることが当然との考え方が政治主導なのだと私は理解しています。

 また、忌避政治との話を、この前させて頂いたと思いますが、国民受けばかりでなく「良薬口に苦し」もきちんと発することが必要だと考えています。



○ なぜ今の民主党ではいけないか。

 私は、今の民主党ではいけないと感じているのは、自分たちの都合で国民との約束を簡単に反故にして良いのかということと、党内でなぜ議論を尽くすことをしないかということです。

 大勢の人間が、それも生まれも、育った環境も違った人間が集団としているのです。その中で議論をし、収斂していくのが政治のプロセスで最も大切なことだと考えています。それが、出来ていないのが今の民主党であり菅政権だと思います。逢坂誠二衆議院議員が今の様々な会議は、いつまでにこんな結論を出すことが決まった会議をしているので、会議の目的や議論すべき点があいまいな会議が多いと話されています。内部でもこんな話が出ています。私は、しっかり議論する民主党であって欲しいと思います。

 また、今の菅政権は、自分の思いつきだけを話し、出来なければ次の思い付きを話すだけです。これでは、政治家が発する言葉の重みはありません。ということは、政治家は言葉で国民や住民に対して約束をするのが仕事なのに、これでは成立しないことになると考えています。自分が発した言葉に責任を持つ政治家の集団を目指すべきというか、本来に回帰すべきだと思います。私が小さい頃は、大臣の失言一つで辞任に追い込まれていたことを思い出しますが、今は何を言っても済まされると感じています。

 菅さんを支えている方、支持されている方々の多くはすばらしい頭脳をお持ちの方々ですが、言葉に重みを感じないのは私だけではないと思いますが、これも時代なのでしょうか。

 でも、国民や住民に信頼されるためにも、自分が発した言葉に重みを持つ誠治をしていただきたいと思いますし、自分もそう心がけています。



◇ 逢坂誠二衆議院議員のメルマガから

 6月11日のメルマガです。

 夜明け前の都内は、結構激しい雨になっています。



今日は、暦の上での入梅です。



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本来なら昨夕、帰函したかったのですが、

税調や総理との打ち合わせ等があり、

今朝一番での帰函となりました。



そのため早朝からの移動開始となります。





1)税制議論

政府の税制調査会など、

幾つかの会議で、連日、

税と社会保障の議論が重ねられています。



しかし議論を急ぎ過ぎているため、

逆に、スピード感を落とす結果となっています。



目的を急がずに、大きな議論を戦わすべきです。

課題が大きければ大きいほど、

虚心坦懐に議論すべきなのです。



消費税率の変更だけを目的にしている方々には、

この点が見えていない感じです。



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また会議体が多すぎて論点がボケています。



そのためか議論の雰囲気を見ていると、

覚悟や危機感が感じられません。



現在の議論は、国民生活に大きな影響を与える、

とてつもない内容のものです。



それを議論し、決定する主体である政治家には、

そのおおごとに携わっているという

覚悟を持った議論が必要です。



しかし、失礼ながら、その覚悟よりも、

急いで結論を出すことだけに力点が置かれている感じです。



いくつもの内閣が成しえなかった、

巨大な壁を乗り越える作業をしている、

その覚悟を持った議論をしなければなりません。







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結構、本音で面白いことが書かれています。

今日は、最高気温が28度の予想です。蒸し暑い一日になりそうです。