今、陸前高田市では小中学校の学校規模適正化について検討がなされている。出口の見えない議論になっているような気がする。
そんな中、昨日、友人からこんな話を聞かせていただいた。
小学校から剣道を続けてきた子が、中学校には剣道部がなく、他の部に所属することになった。しかし、小さいときから続けてきた剣道に自分なりのけじめをつけようと、最後の大会にしたいとこの秋の大会に出場し、見事県大会行きを決めた。
その子が、練習環境が無いことから市内の剣道部のある学校に、週に何度か練習を一緒にさせて頂いていた。県大会前のスポーツ少年団を対象とした大会が日曜にあって、その子は決勝戦まで勝ち上がった。当然力がある子だからだと思う。しかし、決勝戦は、合同練習をさせてもらっている学校の子に負けてしまった。悔しくて泣いていたら、その相手の子が駆け寄ってきて話をしているうちに、笑顔になった。本当に素敵な光景に出会えたとの話だった。
素敵な話である。ただ、学校教育と言った観点から考えると、このこのように小さいときから行ってきたものを、続けることができる環境、色々なこと(部活動を含めて)を選択できる環境を整えることが大切ではないかと考えている。
幸い、この子は家族に支えられて、剣道と部活動を両立させてきた。今週末、この子にとっては中学生活での剣道に一区切りをつける県大会だそうである。是非、頑張って欲しい。
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