2010年12月8日水曜日

どこに課題が

12月定例会が始まった。現市長が1月末で勇退を表明しているので最後の定例会になる。
昨日の一般質問である議員が、「この8年間で失ったものは何か」との質問に、「議員はどう考えるか」と市長から反問があった。議員は、「職員のやる気が失われたように感じる」と答えていた。

様々な方々から、陸前高田市職員についてコメントされる。他の行政関係者からも色々なコメントがあるが、それはそれとして、そのように見えるのには何か課題があると考える。

昨日の質問でも見られたが、地方自治法や政策法務といった制度論になると、「・・・・・・・???」と思えるようなことが見受けられる。

今の職員体制では日々のルーティンワークに追われて、勉強するだけの時間が無いと感じるが、今をこなしているだけでは、自治体に明日は無いのではないかと考えている。

県内で行われる様々なセミナーや勉強会に、県内市町村の職員の顔や県職員の顔をいつも見かけるが、本市の職員の顔を見かけることは希である。
連日残業に追われる職場も見受ける。複数の職場は慢性的である。これでは、新たなことを勉強するとか、基本的な制度論を勉強する時間は無いのだろうと感じているが、はたしてこれでいいのだろうかとも感じている。

今の職員は、仕事をこなす「人材」であり、「人財」にすべき努力と投資が行われていないように思える。外から見てるので中身はわからないが、結果としてそうなっているのではないだろうか。

我々議員も資質の向上に励まなければならない。職員と同じレベルで議論をし、市民の生活を守り向上させるためには不可欠だと感じている。

是非、職員の人財育成に向けた施策が待ったなしとなっていることをリーダーは気付いてほしい。横並びでは、向上心が生まれないことも理解しながら。

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