明治維新はまだ終わってはいない。今回の小沢一郎代議士と石川代議士への検察の対応は、そう思うしかない。明示の元勲、大久保利通は、国を作るためには手段を選ばなかった。
内務省を作り、警察機構を内務省管轄にしたのも大久保である。
国を作るには、強大な官僚機構が必要であるとの持論から様々な諸制度を作り上げてきた。
今回の一連の捜査活動は、大久保利通が佐賀の乱で江藤新平に対して行ったことを髣髴させる。
江藤は首謀者として「死刑・さらし首」に処せられた。当時はもう施行されていた新法典にはなく、徳川時代の刑法を持ってさらし首にした。太政官から、佐賀の乱についての自治権や司法権まで委任を受けて現地に赴き、だれもが東京での裁判が妥当と思っていたことを、その権力をもって行った。
その、大久保の考えが官僚主義であり、一番色濃く残っているのが検察では無いだろうか。
政治資金規正法の適用を皆で考え、誰もがわかるような法律の解釈と、刑罰の適用が必要であると考える。
今回の件が、単なる見せしめとするのではなく、多くの議論を持って、法律適用が正しく行われるものとしなければならないと思う。
単なる、政争の具にして良いわけがない。
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