今年の年末年始のニュースで大きな部分を占めたひとつに、派遣村のニュースがあった。最初は、派遣切された方々に好意的な報道内容だったように感じている。それが、一部の人たちが、都から渡された、求職のための費用を、お酒、タバコ、パチンコに使っていた。それがけしからんとの報道に、移り変わっていったように記憶している。
派遣村については、様々な観点があると私も思っている。使っているほうにも、派遣を選んだ人たちにもそれぞれ事情があると思う。
しかし、これまでは、一方からの目線でしか報道されてこなかったのではないだろうか。今回の件で、報道機関の多くは、派遣切された労働者に対して立場の変わった報道に転じた。こんなに、しかも簡単に変われるものだろうか。
事前の取材と、様々な角度からの裏取り、あるいは裏づけ調査を行っていれば、こんなことにはならないのではないか。
私達の仕事も同じだと感じている。一方の当事者からだけの主張を繰り返してはならないと。様々な観点から見、調査し、そのことから判断し、主張すべき、実行すべきプライオリティが決まると考える。
この正月の報道を、他山の石としないように心がけたい。
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