2010年2月19日金曜日

集合体の難しさ

昨日、岩手沿岸南部広域環境組合の2月定例会が開かれた。21年度の補正予算と、職員の勤務時間の変更、そして、22年度当初予算についての審議が行われた。
その結果、22年度当初予算に一部修正が加えられた・・・・修正動議の提出者は私だったが。

その審議の過程で思ったことは、複数の構成団体で、一つのことを成し遂げる難しさである。

各構成団体の思惑、それは、首長として、職員として、そして議員として立場によって様々な考え方があるから仕方の無いことであるとは思うが、その調整には多くの労力を必要とする。

事業主体となる、一部事務組合もまた大変だと感じている。それぞれから、様々な要求があり、制度の縛りがありで雁字搦めになっている。必然として、職員として思いつくことは、「与えられたことだけをこなせば良い。」となる。今回の場合は、ゴミの焼却という中間処理だけを組合が行い。収集は、それぞれの市町村。ゴミを燃やした後の最終灰の処分も市町村と、中二階的な存在となっている。

しかし、ゴミを燃やすだけと考えずに、一部には、「越権行為だ。組合の業務範囲を超えている。」との指摘は必ずや発生すると思うが、組合自らが、自分たちが市町村の枠を越えてゴミ処理をするのだとの気概を持って、様々な計画や指針を打ち出すことが必要ではないかと感じている。

そうして、我々議会もまた、様々なものを背負って来ているが、それぞれの住民に、構成する地域の住民に対し、最大公約数で、かつ、効率的でよいものを提供することを心がけていかなければならないと考える一日でも会った。

いつも、好き勝手なことを言って組合事務局の職員を困らせている私だが、彼らの気持ちもやる気も感じている。是非、プロとして様々な指針と情報を発信して欲しいと願っている。


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